青森県八戸市で31日に行われた第53回全国社会人サッカー選手権大会東北予選会第1代表決定戦で、いわきFC(県社会人リーグ1部)はブランデュー弘前(東北リーグ1部)を破り優勝、全国大会への切符を手にした。
 昨年は全国大会の準々決勝で敗れ、Jリーグに最も近い日本フットボールリーグ(JFL)への挑戦権を得られなかった。再び手にした全国切符に、いわきFCの選手やサポーターらは思いを熱くしている。
 昨年も全国大会に出場したFW菊池将太選手(24)は「昨年は体力的に連戦が厳しかった」と振り返る。3連戦の東北予選会と比べ、全国大会は5連戦で相手の力も上がる。
 田村雄三監督(34)は今季のチームについて「連戦に耐えられるように、戦力が変わらない二つのチームづくりを心掛けてきた」と話す。
 サポーターからは昨年以上に期待の声が上がる。東北予選会の3日間、応援席で見守ったいわき市の会社員の男性(43)は「昨年よりも全然チーム状況が違う。選手層が厚くなり頼もしい」とチーム力の充実に目を見張る。
 親子3世代で観戦した同市の主婦(35)は昨年の全国大会で悔し涙を流した一人。「悔しかった思いはサポーターも一緒。今年こそJFLに昇格してほしい」と願う。
 いわきFCの総監督を務める大倉智いわきスポーツクラブ社長(48)は「5連戦は総力戦になる」と、厳しい戦いへさらなるチーム力向上を誓った。
 全国社会人上位で地域CLの出場権
 いわきFCはJ1を頂点とする国内サッカーリーグのカテゴリーで、7部相当の県社会人リーグ1部に所属する。全国社会人サッカー選手権大会で上位になれば、JFL昇格につながる全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権が得られる。