東日本国際大といわき短大が広野町の二ツ沼総合公園パークギャラリーに構えた広野センターと研究拠点「福島復興創世研究所」の開所式が31日、現地で行われた。1日から運用する。
 大学と短大が有する専門的、学術的な知見を生かし、被災した住民の心のケアや健康増進など幅広い分野で町の復興に貢献するほか、浜通りの再生を支える人材育成につなげる。大学が町内に研究拠点を置くのは、早大に続いて2例目。
 大学と短大を運営する学校法人昌平黌(しょうへいこう)が2014(平成26)年6月に広野町と結んだ地域連携協力に関する協定に基づき、拠点設置が実現した。
 広野センターは心のケアや健康づくりのほか、子どもたちとのスポーツ交流や被災体験の継承など地域に根差した活動を展開する。
 式には町と大学関係者ら約60人が出席。同法人の緑川浩司理事長、遠藤智町長、東日本国際大の吉村作治学長、いわき短大の田久昌次郎学長が看板をお披露目した。緑川理事長は「地域、心の復興、人材育成の三つがポイント。広野に根を張り、教育で人間の復興に挑んでいく」と意欲を示した。
 遠藤町長は「古里を未来に継承するため、子どもたちに夢と希望の力を与えてほしい」と歓迎した。吉村、田久両学長、黒田政徳町議会議長もあいさつした。