4日午前6時40分ごろ、会津美里町の墓地を訪れた男性(85)の家族から「家族がクマらしき動物に襲われた」と119番通報があった。会津若松署会津美里分庁舎によると、男性は背中などに軽いけがをし、会津若松市の病院に搬送されたが、命に別条はないという。
 同分庁舎によると、男性は同5時30分ごろ、墓地で掃除をしていた際、後ろから体長約1メートルのクマに襲われた。男性が振り向くとクマは逃げ去ったという。男性は自力で自宅に戻った。
 同署員や町職員、鳥獣被害対策実施隊が周囲を捜索したが、クマは発見できなかった。ほぼ同じ時間帯に、別の男性がこの墓地でクマを目撃しており、同分庁舎はこのクマが男性を襲ったとみている。
 現場はさくら保育所の東約260メートルの墓地で、同保育所は園児の外遊びを1週間控えることなどを決めた。現場から東に約400メートルの宮川小は同日、プール開放日だったが、学校周辺に教諭を配置し、児童の登下校を見守った。
 町の担当者は「墓地に食べ物や花などの供え物は置かないでほしい」と話した。