台風5号は7日、四国の太平洋岸を進み、午後3時半ごろ、和歌山県北部に上陸した。西日本から東日本まで広い範囲で断続的に非常に激しい雨が降った。9日にかけて東日本を縦断し日本海に抜ける見通し。本県には8日午後に接近し、未明から雷を伴って1時間50ミリの非常に激しい雨が降る見込みで、大雨による河川の増水や土砂災害、低い土地の浸水に警戒が必要だ。
 台風5号の本県接近に備え、県や市町村、果樹農家などは7日、強風や大雨などを警戒し、対応に追われた。県は、県内全市町村と各地方振興局などをつないだテレビ会議を県庁で開き、被害の早期把握や関係機関への伝達、早めの避難勧告発令など、緊急時の迅速な対応を確認した。
 「(台風接近で)収穫を早めることはないが、採れるものはできるだけ採っておきたい」。福島市の農業橘内義知さん(39)は、父豊明さん(68)、母弘子さん(65)と一緒に最盛期を迎えたモモの主力品種「あかつき」の収穫に汗を流した。
 同市のほかの果樹園では、たわわに実ったモモの木の枝に支柱を設置し、強風などに備えていた。