盆の入りの13日、県内各地の墓地では家族連れらが花や供え物を手に墓参し、先祖の霊を慰めた。東京電力福島第1原発事故の避難指示が帰還困難区域を除いて4月に解除された富岡町の浄林寺でも、朝から多くの人たちが墓参りに訪れ、家族や先祖の冥福を祈った。
 同町から避難し、いわき市の復興公営住宅で暮らす女性(64)は、新潟県の息子や孫ら家族と一緒に、昨年1月に65歳で亡くなった夫の墓参りをした。
 64歳女性は「夫は優しい人柄で孫に慕われていた。震災以降の心労が重なったこともあって先立ったが、子や孫が来てくれて喜んでいると思う」と話した。