JA福島さくらは22日、同JAが運営するいわき市のコメ乾燥貯蔵施設「カントリーエレベーター」で扱う飼料用米を不適正に生産者に返還するなど、食糧法に違反したとして、県から業務改善措置の勧告を受けたと発表した。
 同JAは2015(平成27)年産飼料用米まで、契約に応じて出荷量が決められている「一括管理方式」を採用していたが、16年産からは、ほ場からの全収穫量を出荷し、生産者に返還が認められない「区分管理方式」に変更していた。
 同JAによると、管理方式の変更が職員や生産者に周知されず、飼料用米約426トンのうち約39トンを余ったものと誤認し、生産者に返還。また、契約生産者が出荷した主食用米のうち約12トンを飼料用米として販売していた。同JAは「返還後の飼料用米の扱いは確認できていない」としている。
 同JAの食糧法違反は、東北農政局による聞き取り調査などで発覚。問題を受け、県は問題の発生原因と改善措置を報告するよう同JAに勧告した。
 さらに農林水産省は22日から1年間、飼料用米などの新規需要米の扱いで同JAを契約者とする取り組み計画を認めない措置を取った。