2017年の本県の死亡率(人口10万人当たりの死亡数)の死因別で、心疾患が全国ワースト6位(前年7位)、脳血管疾患が7位(同8位)で、いずれも前年より悪化した。厚生労働省が1日発表した人口動態統計(概数)で分かった。がんは前年と同じ13位で、県民の健康指標悪化が改めて浮き彫りとなった。
 県は「厳しい現状で重く受け止める」(健康増進課)とし、喫煙対策や塩分摂取の抑制などで疾病予防を進めるほか、健民アプリを使った運動推奨にも引き続き取り組む。本年度は福島医大健康増進センターと連携し市町村の健康データ分析も行う予定で、地域の健康課題をあぶり出し、健康長寿県への転換を目指す。
 心疾患の死亡率は217.2人、脳血管疾患は128.1人、がんは345.3人。県全体の死亡数は2万4781人で前年より615人増加した。人口1000人当たりの死亡率は前年比0.4ポイント増の13.2人で全国平均の10.8人を上回り、全国順位は前年と同じ悪い方から数えて13番目だった。
 死因別の割合はがんが26.1%と最多。心疾患16.4%、脳血管疾患9.7%と続く。本県では1984年以降、がんの死亡数が1位だ。がんの内訳は気管・気管支・肺が19.2%で最多。胃12.8%、結腸9.8%と続く。心疾患で最も多いのは心不全で37%、脳血管疾患の最多は脳梗塞で62.3%を占めた。
 福島県合計特殊出生率1.57
 本県の、1人の女性が生涯に産む子どもの推定人数(合計特殊出生率)は前年比0.02ポイント減の1.57となり、5年ぶりに減少に転じた。ただ全国順位は12位で前年より一つ順位を上げ、北海道・東北・関東では最高となった。
 子どもが生まれた数を示す出生数は1万3217人で前年より527人減少した。人口1000人当たりの出生率は7.1で前年より0.2ポイント低下、全国30位で前年の32位より上昇した。