東芝が、イギリスの投資ファンドなどから、買収の提案を受けていることが明らかになった。

ファンド側は、株式を非公開化したいとする考えを伝えているとみられ、日本を代表する電機メーカーが、外資ファンドの買収対象になるという異例の事態。

関係者によると、東芝が買収の提案を受けているのは、イギリスに本拠を置く投資ファンド「CVCキャピタル・パートナーズ」などで、CVC側は、東芝の株式を非公開化して、経営判断を速めたいとの考え方を伝えているとみられる。

不正会計問題や、アメリカの原発子会社の巨額損失で経営危機に陥った東芝は、半導体メモリー事業を分社化して売却するなど、再建を進めてきたが、2020年の株主総会の運営などをめぐり、大株主となっているシンガポールの別の投資ファンドなどと対立が続いている。

東芝は、7日に取締役会を開いて議論するが、政府は、日本の安全保障に関わる企業に、外国人投資家が出資する際の規制を強化していて、原子力事業を抱える東芝を買収する場合、政府側との調整が行われることになる。