逃走を続けた48日間。

所持品の中にはバリカンや、何に使ったのか、シュノーケルまであった。

樋田淳也容疑者と行動を共にした男性

「ビックリしました。単純にビックリ」

「仕事を辞めて、日本一周をしようと思って出てきたって言ってました」

「(樋田容疑者に思うことは?)アホやろと...単純に」

勾留先の富田林警察署から逃走。

日本縦断中と偽り、48日間にわたって逃げ続けた樋田淳也容疑者(30)と、行動を共にした44歳の男性が、10日、出会いから逮捕までの詳細を明かした。

樋田容疑者と行動を共にした男性

「(出会いの時、どういう形で声をかけられた?)その自転車はあなたのですか? というような趣旨のことを言ってたと思います。俺は、そうやと。日本1周やってることが、お互いにやってたので。(樋田容疑者が)一緒についていったらあかんかな? という話になって、ついてくる分にはかまへんよ、という話はした」

男性は、8月25日に香川県の道の駅で樋田容疑者から声をかけられ、逃走中とは知らずに、行動を共にするようになったという。

ところが...。

樋田容疑者と行動を共にした男性

「考え方が甘いというか、日本1周するにあたって。それで日本1周できる? というのしか持ってなかった。家庭で使うようなフックとか。S字フック。ロープとか変な鍋とか。服はいらんやろってくらい持っていた」

10日午後、大阪府警が公開した、樋田容疑者の所持品36点の写真。

中には、バリカンや、海で使うマリンシューズやシュノーケルまで。

とても日本1周に備えた装備や心構えではなかったという樋田容疑者。

実は、旅の途中には...。

樋田容疑者と行動を共にした男性

「途中で別れました、1回。俺自身、四国でお遍路さんしていたので、ついてくるのがしんどくなって別れて。回り終わったら、一緒に行ってくれへんか? と」

「(8月28日、どこで別れた?)あそこよ...恋人の聖地」

その後、9月3日に広島で再び合流した2人は、逮捕当日まで同行。

偽りの旅での印象については...。

樋田容疑者と行動を共にした男性

「人懐っこい、子どもっぽい、よくしゃべる。よくしゃべるので、うっとうしいと思うようになった。『どこまで行くん? どこまで行くん?』って、どこまででもええやん...って思うから」

結局、樋田容疑者の逮捕をきっかけに、男性も放置自転車を盗んだ疑いで逮捕され、10日、釈放された。

樋田容疑者と行動を共にした男性

「逃げて日本1周をされたら、ほかの日本1周やってる人に迷惑かかると。それが一番腹立たしい」

大阪府警は、樋田容疑者への取り調べを進めているが、依然、黙秘を続けている。

(関西テレビ)

(テレビ西日本)