記録的な大雨や暴風をもたらした大型の台風19号により、これまでに死者は31人にのぼり、全国21の河川・24カ所で堤防が決壊し、各地で被害が広がった。

ベランダで助けを待つ住民のもとに、ボートで救助に向かう隊員。

市内を流れる千曲川(ちくまがわ)の堤防が決壊し、街全体が茶色い水に漬かった長野市では、排水作業を急ピッチで行っている。

懸命な排水作業は、排水ポンプ28台を使い、14日午前1時現在も続けられている。

台風19号の影響で、長野市の千曲川や栃木・佐野市の秋山川など、全国6県の21河川・24カ所で堤防が決壊した。

また、茨城・大子町では、JR水郡線が通る久慈川の橋が流されるなど、甚大な被害が広がっている。

一方、今回の台風で、これまでに死者はあわせて31人、行方不明者は全国で18人になっている。

6人の死者が出ている宮城県では、役場や病院の一部が水没した。

丸森町では、各地で道路の冠水が相次ぎ、14日午前1時現在も孤立状態が続いている。

また、東京湾では12日午後11時すぎ、パナマ船籍の貨物船が沈没しているのが見つかり、乗組員12人のうち中国籍の5人が死亡し、3人が行方不明になっている。

台風が去ったあとも、大量の水分を含んだ土砂が崩れる可能性や、川の下流では水位が上昇し、氾濫危険水位に近づく可能性もあり、今後も警戒が必要。