新型コロナウイルスワクチンの高齢者接種が始まった一部自治体で、ワクチンが廃棄されていたことについて、河野担当相は、ワクチンを無駄にしないよう、柔軟な接種を自治体に呼びかけた。

東京・八王子市では12日、接種を予約した2人が会場に現れなかったため、開封されたあと長期間保存ができないワクチンは廃棄されたという。

八王子市の担当者は、「混乱を避けるため、別の人に回すことは難しい」と話している。

“ワクチン接種担当”・河野規制改革相「他市・他県の方でも一向に構わない。まったく制約はないので、ワクチンが廃棄されないように、現場対応でしっかりと打っていただきたい」

河野大臣は、ワクチンが余った場合でも無駄にしないよう、柔軟な接種を呼びかけた。

13日朝の会見の中で、河野大臣は、最大5回分程度、ワクチンが廃棄されたことを明らかにした。

実際に、滋賀県の大津市で1回分が廃棄され、東京・八王子市でも予約した2人が会場に現れなかったということで、2回分の余ったワクチンが廃棄されてしまった。

当日のキャンセルなどで無駄にならないようにするには、どうすべきなのか。

河野大臣は、まず、接種券を持っている高齢者、次に接種券のない高齢者、そして、そうした高齢者がいなければそれ以外の人、そして、それでもいなければ、ほかの市や県の人でも構わないとしている。

キャンセル待ちという点では、5月の連休明けから、高齢者向けの接種を本格実施する予定の福岡市の場合は、当日キャンセルでのワクチンの無駄を防ぐために、医療機関サポートセンターを設置して、接種や予約の状況を一元管理し、キャンセル待ちリストを作成したうえで、余ってしまった場合には、希望者に連絡し、速やかに接種につなげる対応をとっている。

そして、余ったワクチンが廃棄された八王子市の担当者は、13日の河野大臣の発言を受けて、「今後、無駄にしない方法を検討することも考えたい」としている。