渋谷生まれの循環型のスイーツ

食べておいしいだけでは終わらない。
環境にも配慮した循環型のスイーツが渋谷で生まれた。

紅はるかとレーズンバターを挟んだサツマイモのマカロンは、渋谷生まれのあるものを使ったスイーツだ。

渋谷肥料 代表・坪沼敬広さん:
サーキュラースイーツという取り組みになります。
渋谷のゴミは単に捨てておしまい、燃やしておしまいではなく、新しい物を生み出す資源として活用できないかと

ゴミを活用し、価値に変えるサーキュラースイーツとは。

渋谷で始まり渋谷に戻る

渋谷スクランブルスクエアのワークスペース。

その一角にあるカフェで販売が始まったのは、循環するスイーツ“サーキュラースイーツ”。

もともとスクランブルスクエアでは、店舗から出た生ゴミの一部を茨城県のリサイクル工場で堆肥化し、近隣農家や大学で使用していたが、取り組みの認知度は低かったという。

そこで今回、この肥料を使って育てられたサツマイモで作ったスイーツを渋谷で販売する取り組みがスタートした。

渋谷で始まり渋谷に戻る循環モデルを作り、ゴミの活用を知ってもらうきっかけにしてほしいと考えた。

2月の試食会 
渋谷肥料 代表・坪沼敬広さん:
食感を作る時に大事にしたことはある?

佐野シェフ:
さつまいもの邪魔をしない食感と味と甘さ。

何度も試食会を重ね、サツマイモを皮ごと調理したり、作ったあと1週間ほど保存することができるなど廃棄物を減らすことにこだわった。

スイーツを食べた人:
すごく大きな付加価値が僕の中ではある。
ほかのスイーツと並んでこのサーキュラースイーツのコンセプトがあれば、こういうスイーツを選んで買っていこうと思う

スイーツを食べた人:
食べる、飲む、おいしいで完結しないで、そのあとの広がりがある。
食べている時に自分のいる環境に想像をめぐらせる

今後は日本各地の食品とコラボを

中目黒のカフェでも提供が始まるなど、早くも広がりを見せているこのサーキュラースイーツ。

取り組みを行っている渋谷肥料では、現在、渋谷で出た生ゴミから独自で肥料を作り、その肥料から育てたハーブをせっけんやコーラに活用するプロジェクトも進めている。

 

渋谷肥料 代表・坪沼敬広さん:
捨てられたゴミからも新しい可能性が生まれていると、(取り組みを通して)ポジティブな発想をいろんな人に持ってもらえたらうれしい。
今後は日本各地のさまざまな食品とコラボレーションすることで、もっと大きなダイナミックな循環の輪を、渋谷から、さらにはいろいろな場所から生み出すことができるのではないか、そこにチャレンジしていきたい

消費の先の循環を生み出した今回の取り組み。
ゴミを無駄にしないことは、今後、新たな価値になりそうだ。

(「Live News α」 4月16日放送分)