太平洋戦争末期の沖縄戦から77年となる「慰霊の日」を迎え、戦没者の追悼式が行われた。
追悼式では、玉城知事が、沖縄戦から連なる基地負担の軽減を訴えたほか、小学2年生の女の子が、美術館で沖縄戦の絵を見て感じたことを朗読した。
小学2年生・徳元穂菜さん「戦争がこわいから、平和をつかみたい。ずっとポケットにいれて持っておく。絶対落とさないように」
ロシアによる武力侵攻を受けるウクライナの惨状を、沖縄戦の記憶と重ねて心を痛める人も少なくなく、沖縄はきょう1日、平和への祈りに包まれた。
一方、岸田首相は、あいさつで、本土復帰から50年間で、「困難を乗り越え着実に発展してきたが、県民所得の向上、子どもの貧困の解消などの課題は、今なお残されている」として、沖縄振興に取り組む姿勢を強調した。
また、アメリカ軍の基地について、「統合・縮小を進める」と強調した。
岸田首相「基地負担軽減の目に見える成果を、1つ1つ着実に積み上げていく」
新型コロナウイルスの影響があったため、首相の追悼式出席は3年ぶり。