世界有数のマグロ消費国・日本。
高級魚として知られるクロマグロが安く食べられるようになるかもしれません。

14日、「イット!」が取材したのは東京都内にある海鮮居酒屋「たいこ茶屋」。
ランチタイムのマグロ食べ放題に向けて準備の真っ最中です。

脂ののったマグロは、普段とひと味違うといいます。

たいこ茶屋・嵯峨完大将:
きょうはクロマグロをランチで出します。きょうのお客さんはラッキーだと思います。

マグロの中でも“海のダイヤ”とも呼ばれるマグロの王様、クロマグロ。
普段なかなかランチで出すことはないといいますが、提供できる訳は、仕入れ価格の変化にありました。

たいこ茶屋・嵯峨完大将:
去年と比べて1〜2割くらいは安くなっていると思う。値段が安くなればランチでも出せるので、店としては大変うれしい。

最新の豊洲市場のマグロの卸売価格は、2024年の同じ時期と比べると3割も安くなっています。
2025年から太平洋でのクロマグロの漁獲枠が広がり、とれる量が増加したことで価格も下がっているとみられます。

一方、太平洋側では、8年ぶりに“ある変化”が起きていました。

14日朝、鳥取県の境港で水揚げされたのは、日本海でとれた天然のクロマグロ。
2024年よりも1週間早い初水揚げとなりました。

一方、太平洋側では約7年9カ月続いた黒潮大蛇行に、ある変化が起きていました。

気象庁によりますと、2017年8月以降、黒潮が紀伊半島から東海沖で南に大きく湾曲して流れる大蛇行の状態となっていました。

しかし、4月後半から大蛇行が見られなくなり、終息する兆しがあるということです。

大蛇行が終息すると、漁獲量に変化は起きるのでしょうか。

近畿大学 世界経済研究所・有路昌彦教授:
(大蛇行で)ネガティブな影響を受けていたところは、多少元に戻っていく可能性がある。漁場によってはいい効果をもたらすかなと考えられます。