2013年3月のノーリッジ戦でプレミアのアジア人選手として初のハットトリックを達成

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間11日、本拠地でのプレミアリーグ第22節でノーリッジ・シティと対戦する。クラブ公式サイトは、同カードでハットトリックを達成した日本代表MF香川真司に再びスポットライトを当て、「ノーリッジ戦で解き放たれた日本人」と回顧している。

 香川は2010年7月にセレッソ大阪からドルトムントへ移籍し、ブンデスリーガ2連覇を達成。ドイツ誌「キッカー」のブンデスリーガ年間ベストイレブンにも2年連続で選出された。その活躍が認められ、2012年6月に名将アレックス・ファーガソンが率いるプレミアリーグの名門ユナイテッドへの完全移籍を勝ち獲った。

 1年目の2012-13シーズンはリーグ戦20試合に出場して6得点3アシストを挙げたなか、最も輝いた一つの試合が13年3月3日に行われたノーリッジ戦(4-0)だった。

 0-0で迎えた前半アディショナルタイム、右サイドからのクロスを元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシが落とし、ゴール前の香川が右足アウトサイドで押し込んで先制する。後半31分には元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(現ダービー・カウンティ)がペナルティーエリア内で相手を引き付けて中央へパスを出すと、走り込んできた香川がシュートを決めて2点目。さらに、試合終了間際にはイングランド代表FWダニー・ウェルベック(現ワトフォード)、ルーニーとつないで最後は香川が締め、プレミアリーグでハットトリックを達成した初のアジア出身選手となった。

 ユナイテッドの公式サイトスペイン語版は「ノーリッジ戦で解き放たれた日本人」と題し、8シーズン前の一戦をプレイバック。「記憶に残る2012-13シーズン、シンジ・カガワはクラブのユニホームを着て自身初のハットトリックを果たした」と伝えている。

「エリアまで数センチのところにいた日本人選手は、ロビン・ファン・ペルシのショートパスを生かしてシュートを放ち、チームを勢いに乗せた。このゴールが、9月から得点がなかったアジア人選手にとって重要なものだったのは間違いない。

 その後カガワは中央で再び姿を現し、ウェイン・ルーニーとの連係から2-0とする。軽いタッチは相手でフェンダーたちのすべての足を抜け、レッド・デビルズ(赤い悪魔/ユナイテッドの愛称)がリードを広げるのをどうすることもできなかった。10分後、シンジはクラブのユニホームを着ての初のハットトリックを決める。この時ミッドフィールダーは右サイドに位置して26番(香川)を止める術を持たなかったノーリッジを苦しめた」

 同シーズンにプレミアリーグ優勝を経験するも、翌年はリーグ戦18試合0得点と苦しみ、2014年夏に再びドルトムントへと戻った香川。ユナイテッド在籍期間は苦難の時期もあったとはいえ、クラブの歴史において確かな足跡を残したことは今も評価されているようだ。

Football ZONE web編集部