香川、久保ともに先発フル出場 2部のサラゴサが1部マジョルカを撃破

 スペイン国王杯3回戦が現地時間21日に行われ、リーガ・エスパニョーラ2部のサラゴサがホームで同1部マジョルカと対戦。日本代表として長く活躍するサラゴサのMF香川真司、マジョルカの18歳MF久保建英ともにスタメン出場し、待望の“日本人対決”が実現した。試合は後半に香川のアシストから先制したホームのサラゴサが試合の流れをつかみ、その後2点を追加して3-1と快勝。ベスト16に進出した。

 香川は11日の国王杯2回戦ヒムナスティック・タラゴナ戦(3-1)、14日のリーグ第23節ラス・パルマス戦(1-0)に続き公式戦3試合連続で先発出場。中6日のスケジュールのなか、本職のトップ下に入った。

 一方、マジョルカは19日のリーグ第20節バレンシア戦(4-1)から中1日でのアウェー遠征という強行軍。ビセンテ・モレノ監督はバレンシア戦からスタメンを総入れ替えし、久保は5日のリーグ第19節グラナダ戦(0-1)以来、公式戦3試合ぶりの先発となった。

 雨が降るなかで始まった試合は、ホームのサラゴサがボールを支配する展開となり、香川も積極的に攻撃に関与した。前半23分にはゴール正面やや左、約20メートルの位置で得た直接FKのキッカーを務め、右足を振り抜く。美しい弧を描いたボールはクロスバーを直撃し、惜しくもゴールとはならなかった。

 対するマジョルカはリーグ戦のメンバーから大幅に落としたことも影響し、思うようにボールをつなげず。久保も前半は守備に回る時間が多く、同44分に自ら右サイドを突破してクロスを送ったものの、決定機には至らずに前半を終えた。

 試合が動いたのは、0-0で折り返した後半3分だった。左サイドから崩したサラゴサは、ペナルティーエリア内で香川がボールを受けると、すぐに右でフリーになっていたMFアレックス・ブランコにパス。ブランコは切り返して左足を振り抜き、香川のアシストから先制ゴールが生まれた。これで波に乗ったサラゴサは、同9分にもマジョルカのパスミスからカウンターを発動。最後はFWハビ・プアドが決めて、リードを一気に2点に広げた。

 さらに同30分には、FWミゲル・リナレスが決めて3-0とし、試合の行方はほぼ決した。同40分にMFアレイシュ・フェバスのゴールで1点を返されたものの、2部サラゴサが1部マジョルカを3-1で破り、国王杯ベスト16進出を決めた。香川、久保ともに先発フル出場。1アシストの香川に対し、久保は劣勢の展開のなかで巧みにボールをキープしてチャンスメイクするシーンは作ったものの、ゴールに絡むことはできなかった。

Football ZONE web編集部