攻撃サッカーの信奉者ゼーマン氏がイタリア“初参戦”に持論 「好みの選手ではあるが…」

 イタリア・セリエAなどで攻撃サッカーを展開した稀代の名将ズデネク・ゼーマン氏が、インテル移籍が秒読みと言われているトットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンについて「慣れるだけで半年が終わる」とコメントしている。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。

 ゼーマン氏は1990年代後半に、ローマやラツィオで“超”が付くほどの攻撃サッカーを展開。後に世界的なスターとなった元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏や、元チェコ代表MFパベル・ネドベド氏を育て上げた指揮官としても知られる。2018年にペスカーラの監督を退いて以来、現在はチームを率いていないゼーマン氏だが、エリクセンのインテル入りの噂については複雑なコメントを残した。

「好みの選手ではあるが、イタリアのリーグでプレーするのは困難を伴う。彼がイタリアのサッカーに慣れるだけで半年が終わってしまうだろう。つまり、何かを生み出してチームをステップアップさせるなら、それは来シーズンからということになるのではないか」

 衛星放送「スカイ・イタリア」のレポートによれば、インテルはエリクセン獲得に向けてトットナムに対して1100万ポンド(約15億7000万円)に加えて、二つの出来高ボーナス条項を含む正式オファーを提示したとされている。半年後には契約満了を迎えるエリクセンだが、クラブ間合意を形成するためのギリギリの交渉は継続している。

 一方で、ゼーマン氏の見立てでは冬の移籍市場でインテルがエリクセンを獲得したとしても、その本領を発揮するのは来季からになるというもの。“守備の国”とも称されるイタリアで異彩を放ってきた攻撃サッカーを標榜する名将の見立ては、的中するのだろうか。

Football ZONE web編集部