1点ビハインドの前半14分、相手最終ラインにプレスをかけてボールを奪い、PKを獲得

 元日本代表MF乾貴士が所属するエイバルは現地時間2日、リーガ・エスパニョーラ第22節ベティス戦で1-1のドローで勝ち点1を手にした。フル出場を果たした乾は同点ゴールに直結するPKを獲得するなど献身的な動きで、地元紙から高評価を得ている。

 試合は開始7分にベティスのフランス代表FWナビル・フェキルが先制点を奪い、ホームのイルプーアで戦うエイバルにとってはいきなりビハインドを追う展開に。この嫌なムードを断ち切ったのは乾だった。

 前半14分、ベティスのGKを含めた最後方からのビルドアップに対して、エイバルの前線が積極的なプレスを敢行。するとペナルティーエリア内でボールを受けようとしたDFエドガル・ゴンザレスに対して、左サイドの乾が猛烈なプレッシャーをかける。ここでボールを味方に預けようとしたエドガルの足が乾の足に引っかかり、乾が倒されるとレフェリーは迷うことなくPK判定を下した。

 このPKをFWファビアン・オレジャナがきっちりと決めて同点。その後も乾はテクニカルなプレーと積極的な守備によってエイバルの攻守の起点となるとともに、後半31分には相手GKジョエルの好セーブにあったもののシュートチャンスにまで持ち込んだ。この活躍に対して「マルカ」紙(星3つ満点)、「AS」紙(スペード3つ満点)はそれぞれ2つの高評価を与えている。

 マルカでの試合レポートでは「エドガルはなんとかしてボールを生かしたいという考えからエリア内に残ったが、乾はボールをかすめ取りにきて、すぐさま倒された。(エドガルにとって)致命的なミスになった」と、乾の動きが相手の焦りを誘ったことを明記している。

 リーグ戦で先発出場を続けている乾。古巣相手の効果的な活躍で、ホセ・ルイス・メンディバル監督の信頼もさらに高まりそうだ。

Football ZONE web編集部