ドイツ杯ラウンド16でドルトムントに勝利 大迫は決勝点をアシスト

 日本代表FW大迫勇也が所属するドイツ1部ブレーメンは現地時間4日、DFBポカール(ドイツ杯)ラウンド16でドルトムントと対戦し、3-2で勝利した。先発した大迫は2-1の後半25分にコソボ代表MFミロト・ラシカの決勝点をアシスト。強豪撃破に貢献した大迫だが、ドイツ紙「ビルト」は「寿司が大迫に幸せをもたらした」と報じている。

 大迫は昨年9月の練習中に太ももを負傷し、全治4〜6週間の診断を受けた。リーグ戦5試合を欠場し、同10月30日に行われた2部ドイツ杯2回戦の2部FCハイデンハイム戦で実戦復帰。同11月からリーグ戦に復帰したが、出場10試合で1得点1アシストと波に乗り切れていなかった。

 チームもリーグ戦は直近10戦で2勝8敗と苦境に立たされているなか迎えたドルトムント戦。前半16分に幸先よく先制したブレーメンは同30分にも追加点。2-0で折り返すと、後半からは今冬、ドルトムントに加入したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが途中出場。すると、そのハーランドに後半22分、1点を返されてしまった。

 その“嫌なムード”を吹き飛ばしたのが大迫だ。ゴールを許したわずか3分後、前線を走るラシカへピンポイントの縦パスを入れて追加点をアシストした。同33分に再び1点差に迫られたが、最後までリードを守り切り、ドルトムントを倒して8強入りを決めた。

 活躍が光った大迫を「ビルト」紙は「寿司が大迫に幸せをもたらした」と見出しを打ち、なぜ“復活”に至ったかを報じている。その理由は日本人が愛する“寿司”にあったようだ。

 記事によれば、フロリアン・コーフェルト監督は試合前日の月曜日、夕食を特別に変更することを決めたという。指揮官は「ユウヤは試合前に初めて寿司を食べた。マネージャーに相談して月曜日のメニューを変えてもらった。これはユウヤがピッチでよりノビノビしてもらうためだ」と説明。大迫の“完全復活”を願って特別メニューで監督自ら景気づけに踏み切った。

 昨年9月、10月、11月の日本代表戦には負傷の影響で出場しなかった大迫。今年3月にはカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選、またオーバーエイジ(OA)枠も招集すると森保一監督が明かしている東京五輪世代のU-23日本代表が臨む国際親善試合も控えている。日本のためにも“寿司パワー”でのエース復活は心強いものとなりそうだ。

Football ZONE web編集部