MF遠藤が先制ゴール、オウンゴールで追加点 後半1失点も逃げきって貴重な1勝

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の開幕戦で、J1王者の横浜F・マリノスは敵地で全北現代(韓国)と対戦し、2-1と勝利して幸先の良いスタートを切った。

 横浜FMは昨季のJリーグを制して、この本戦から出場。現行方式になってから過去3回の出場はいずれもグループステージ敗退だけに、まずは突破を目指して初戦に臨んだ。一方の全北は2回の優勝経験を持つ韓国の強豪で、昨季は16強で上海上港(中国)に敗れた。全北では元柏レイソルのMFキム・ボギョンや、元浦和ユースからアビスパ福岡などでプレーしたMF邦本宜裕がスタメンに名を連ねた。

 序盤からパスワークが冴える横浜FMは前半5分にFWオナイウ阿道がMF扇原貴宏とのワンツーから抜け出して相手GKと1対1になるも、好セーブに阻まれた。双方ともにゴール前へ迫るシーンも作るなかで、先制点は横浜FMだった。

 前半33分、右サイドのスローインからFW仲川輝人がボレーで中央にボールを送ると、オナイウが相手を引き付けた背後にMF遠藤渓太が飛び込み、敵地で貴重なゴールを奪った。

 直後にはサイドに振られてからのクロスをゴール前で合わせられたが、徳島ヴォルティスから加入のGK梶川裕嗣が落ち着いてセーブ。逆に同37分には左サイドで遠藤がオフサイドギリギリのタイミングで抜け出すと、仲川へのラストパスをカットしようとした相手DFがオウンゴール。直後には邦本に背後を取られる大きなピンチがあったものの、シュートが外れて事なきを得た。横浜FMは2点リードのままハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても試合の主導権を握った横浜FMは、後半14分には右サイドを切り崩してからマイナスのパスに扇原が狙うも、シュートはGKの正面に飛んだ。そして同24分には相手MFソン・ジュノが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり、横浜FMは数的優位を得た。

 そうした状況のなかで横浜FMはオナイウやFWマルコス・ジュニオール、遠藤に決定機があったものの生かし切れず。一方で同35分に最終ライン背後に出たボールに対して梶川とDF畠中慎之介の対応が重なってしまい、ボールがこぼれて無人のゴールへ相手FWチョ・ギュソンに蹴り込まれて1点を返された。しかし、直後に相手DFイ・ヨンが立て続けにイエローカードを2枚受けて退場処分となり、マリノスは11対9とさらに数的優位となった。

 そこから追加点は奪えなかったものの、内容的には点差以上の差を見せるような試合運びで横浜FMが2-1と勝利。現在、新型コロナウィルスの影響で試合が延期されている上海上港(中国)に加えて、シドニーFCも入った激戦グループに組み分けられた横浜FMだが、敵地で大きな1勝を手にした。

Football ZONE web編集部