「将来的にベストになりたい」と語りつつ、キャリアを見据えたうえでレアルに行かず

 RBライプツィヒを率いるブンデス史上最年少指揮官のユリアン・ナーゲルスマン監督が、2018年にレアル・マドリードからのオファーを断っていたと英紙「インディペンデント」で明かした。名門クラブで指揮を執る千載一遇のチャンスをなぜ断ったのか――。

 ナーゲルスマンがレアルからのオファーを受けたのは2018年だったという。当時のレアルはUEFAチャンピオンズリーグ3連覇の偉業を達成したものの、その直後にジダン監督が電撃辞任していた。フランス人指揮官の後釜として、ドイツの若き指揮官に白羽の矢が立ったようだ。

 2016年にホッフェンハイムでブンデスリーガ史上最年少(28歳)で指揮官となったナーゲルスマン監督はレアルからの誘いに驚いたというが、その後のキャリアを見据えたうえでオファーを固辞したという。

「レアル・マドリードから電話があれば、考えるのは普通のことだ。最初はとにかく驚いたよ。だけど私はそこへ行って満足できるとは感じなかった。私はさらに成長したかった。レアル・マドリードでは、監督として成長するための時間がない」

 当時まだ30歳だったナーゲルスマン監督は指揮官としてより多くの経験を積み、成長するための時間が必要な時期と考えていたという。「(レアルでは)その時点で最高の監督でいなければならなかった」と、レアルでの大きな重圧に懸念を示していた。

「私はまだベストではない。もちろん将来的にはベストになりたいと思っているよ。もしレアル・マドリードやバルセロナに行けば、ファンやメディアはもちろん、クラブの意思決定者たちが成長するための時間を与えてはくれないだろう」

 また、ナーゲルスマン監督はスペイン語ができないために、コミュニケーションの面でも不安があったことも理由として挙げている。若くして名将の一人に数えられているナーゲルスマン監督だが、レアル行きは時期尚早だと感じていたようだ。

Football ZONE web編集部