FFP違反によりUEFA主催大会の出場禁止処分 英メディアがファンの声を伝える

 イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反により来季以降、UEFA(欧州サッカー連盟)主催大会への2年間出場禁止処分を受けた。この件に関して、英衛星放送「スカイ・スポーツ」はシティのファンにインタビューを実施し、リアルな声を伝えている。

 UEFA公式サイトによると、シティは2012年から16年にかけて提出したスポンサー費について過大な計上があり、FFP規則の「重大な違反を犯したことを発見した」と発表された。これを受け、2020-21シーズンから2年間、UEFA主催大会への出場禁止処分と3000万ユーロ(約36億円)の罰金処分を命じられた。クラブはCAS(スポーツ仲裁裁判所)に異議申し立てを行う意向を示している。

 そんななか、「スカイ・スポーツ」公式ツイッターはシティの本拠地エティハド・スタジアム周辺でファンへのインタビューを実施。今回の処分について、現地からの生の声を伝えている。

 1人目のファンは「みんな、この日がいつか来ると思っていたはずだよ。どうなるか見てみよう」と諦念に至ったようなコメント。2008年にアブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG)に買収され、巨額の投資によってビッグクラブとなったシティだけに、長年のファンには急激な成長の代償と見る向きもあるようだ。

 また、CL出場停止によって選手の流出も懸念されているなか、「(UEFA)チャンピオンズリーグでのプレーは選手たちにとって主なモチベーションのはずだし、出場できなくなればクラブの未来にとってあまり良いことではないだろうね。そうならないことを願うよ」と今後の展開を案じるファンも。一方で、「完全にFFP規則を守っていたら、誰も選手の売り買いができなくなるんじゃないか?」と語り、FFP自体に異論を唱える声もあった。

 今や欧州を代表する強豪となったシティにとって、今回の処分はクラブの未来を左右するもの。この一大事に、ファンの受け止め方も様々となっているようだ。

Football ZONE web編集部