ノリッジ・シティGKクルルが連続セーブで貢献、W杯でも脚光を浴びたPK職人

 ノリッジ・シティのオランダ代表GKティム・クルルは現地時間4日に行われたFAカップ5回戦のトッテナム戦で2本のPKストップを披露して勝利の立役者となった。給水ボトルに相手選手の特徴をメモしてPK戦に臨む徹底ぶりで、2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)でも脚光を浴びたPK職人が称賛を集めている。

 試合は前半13分にベルギー代表DFヤン・フェルトンゲンのゴールでホームのトッテナムが先制。しかし、後半33分にノリッジもスイス代表FWヨジップ・ドルミッチが同点ゴールを奪った。延長戦でも決着はつかず、試合はPK戦までもつれ込んだ。

 そしてPK戦で輝きを放ったのがノリッジのGKクルルだった。31歳のオランダ代表GKはトッテナム4人目のMFトロイ・パロット、5人目のポルトガル代表MFジェドソン・フェルナデスのキックを連続セーブ。PKスコア3-2での勝利を導いた。

 クルルは給水ボトルに相手選手の背番号と名前、そしてPK戦で左右どちらの方向に蹴るかの特徴を記したメモを貼り付け、キックの前に確認する徹底した対策を施していた。

 英紙「デイリー・ミラー」は「ノリッジ・シティのヒーローになるため、ティム・クルルは見事な準備をしていた」と報じれば、衛星放送「FOXスポーツ」のツイッターも「ペナルティーキックのレジェンドだ」と称賛した。

 クルルは2014年のブラジルW杯でも、オランダ代表のPKキーパーとしてインパクトを残している。準々決勝のコスタリカ戦で延長後半の終了間際に途中投入され、PK戦で2本のPKセーブを披露。オランダ代表のベスト4入りに貢献した。

 改めてPK職人としての実力を示したクルルの活躍により、ノリッジは1991-92シーズン以来となるFAカップ準々決勝へと駒を進めた。

Football ZONE web編集部