ドリブル突破で先制FKも誘発、エイバルの乾はメンバー外で“日本人対決”実現せず

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は7日、リーガ・エスパニョーラ第27節エイバル戦に3試合連続でスタメン出場。今季いまだ未勝利のアウェーゲームで前半42分にMFダニ・ロドリゲスが直接FKから先制点を決めると、後半33分には久保が2試合ぶりとなる今季3点目を決めて2-1と勝利した。マジョルカは今季リーグ戦でのアウェーゲーム13試合目にして、初めて勝ち点3をつかんだ。

 1月19日の第20節バレンシア戦(4-1)以降、リーグ戦でのスタメン落ちが続いていた久保だが、2月21日の第25節ベティス戦(3-3)で6試合ぶりに先発復帰を果たすと、1得点1アシストの大活躍。前節ヘタフェ戦ではチームが0-1と敗れたなかで、鋭いドリブル突破を見せるなど奮闘した。

 今節は敵地イプルーアに乗り込み、今季2分10敗と苦手にしているアウェーゲーム。エイバルのMF乾貴士がメンバー外となり“日本人対決”が実現しなかったなか、久保がスタメンでピッチへ。チーム最多9ゴールを奪っているFWアンテ・ブディミル、好調のFWクチョ・エルナンデスらと攻撃陣を形成した。

 立ち上がり攻勢を仕掛けたマジョルカだったが、試合は徐々にエイバルのペースに。強烈なFKがクロスバーを直撃するなど、ゴールを脅かされたが無失点で切り抜けると、前半41分、敵陣左サイドに抜けた久保がドリブル突破を仕掛けると、ペナルティーエリア手前でエイバルDFアナイツ・アルビージャに倒されファウルの判定。このFKをキッカーを務めたダニ・ロドリゲスが直接決めて、アウェーのマジョルカが先制し、1-0で試合を折り返した。

 久保は後半9分にもペナルティーエリア内で縦に抜け出すも、これは相手GKがキャッチ。その後はマジョルカが1点をリードしていることで受け身に回り、エイバルが攻勢を仕掛ける時間帯が続く。久保はカウンターの起点になりながら、同27分には再び巧みなキープから相手DFコテのイエローカードを誘発。エイバル守備陣にとって危険な存在になり続けると、同33分に輝きを放つ。

 カウンターから右サイドをMFアレハンドロ・ポソが抜けると、ペナルティーエリア手前で待ち構えた久保にパス。ボールを受けた久保は右に持ち出し、ベティス戦と同様に右足を振り抜くと、シュートがゴール左隅に吸い込まれた。

 貴重な追加点を決めた久保は、同37分に新加入の元韓国代表MFキ・ソンヨンと交代しお役御免。その後1点を返されたものの、2-1で勝利したマジョルカが今季のリーグ戦で13試合目にして初めてアウェーで勝利した。前節終了時点で勝ち点5差のエイバルに勝ったことで、両者の勝ち点差は「2」に接近。マジョルカの順位は降格圏内の18位のままだが、残留に向けて大きな勝ち点3となった。

Football ZONE web編集部