スペイン5年目を迎えた今季のテクニック集を「DAZN」が独自セレクト

 世界中に蔓延する新型コロナウイルスの影響により、欧州全域でリーグ戦が中断を余儀なくされている。スペインでは非常事態宣言が出されており、23日にリーガ・エスパニョーラとスペインサッカー連盟(RFEF)は政府が再開可能と判断するまで無期限でリーグ戦を中断すると発表したが、これまで行われた今季の270試合では数々の好プレーが生まれた。「DAZN」はそのなかから、エイバルMF乾貴士のドリブルトップ3を独自選出している。

 乾は2015年夏にフランクフルトからエイバルへ完全移籍。念願だったスペイン行きを実現させた。在籍3年間でリーグ戦89試合11得点を記録し、昨季はベティスとアラベスでプレーし、今季開幕前に2017-18シーズン以来の古巣復帰を果たした。

 最初に紹介されたのは、今季初ゴールを挙げたリーガ第18節グラナダ戦(3-0)で見せた高速ドリブルとダブルタッチの併せ技だ。前半38分、敵陣の左コーナー付近でこぼれ球を拾った乾は、ワンタッチで相手MFアントニオ・プエルタスのタックルをかわし、ゴールライン際をドリブル突破。さらに、スピードに乗ってダブルタッチでDFビクトル・ディアスを鮮やかにかわしてチャンスを演出し、本拠地イプルーアを大きく沸かせた。

 リーガ・エスパニョーラ日本語版公式ツイッターも、試合翌日に「#乾貴士選手の脅威の2人抜き! 右足アウトサイドで軽いワンタッチから一人置き去りからのPA内でイニエスタ十八番のクロケッタ!」と綴り、ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの得意技であるクロケッタ(ダブルタッチ)を披露したことを伝えていた。

 2番目の選出は、2019年9月15日に行われたリーガ第4節エスパニョール戦(1-2)の鮮やかな股抜き。前半27分、主戦場の左サイドでパスを受けようとしたなか、相手DFハビエル・ロペスがプレッシャーをかけに来ると、半身のまま右足アウトサイドでボールをコントロールして股を抜く。いとも簡単に入れ替わり、ペナルティーエリア内まで侵入する鋭いドリブル突破を見せた。

 最後にノミネートされたのは、リーガ第11節ビジャレアル戦(2-1)の“回転式ドリブル”だ。後半41分、ロングボールから乾のいる左サイドへボールが流れてくると、中央のDFに対してスピードを急に緩めてターンでかわす。さらにプレスに来たもう1人のDFをあっさりとワンフェイントで避けてシュートまで持ち込んだ。シュートは相手に当たってゴール右に外れたが、このシーンについてスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は相手GKを「驚かせた」と表現していた。

 新型コロナウイルスの影響による混乱が収束し、再びピッチ上で躍動する乾の姿が見られる日をファンは心待ちにしている。

Football ZONE web編集部