2002年のUEFAカップ決勝、全5ゴールの生まれたドルトムント戦を回顧

 FC琉球の元日本代表MF小野伸二は、2001年から05-06シーズン途中までオランダの名門フェイエノールトで活躍した。加入1年目には中心選手としてUEFAカップ(現在のEL/UEFAヨーロッパカップ)を制したが、当時の決勝戦をEL公式インスタグラムが回顧している。

 小野は1998年に浦和レッズでプロデビューを果たし、同年のフランス・ワールドカップ(W杯)にチーム最年少で出場。2001年のシーズン途中にはフェイエノールトで海外挑戦をスタートした。

 1年目からレギュラーとして活躍した小野は、UEFAカップでもチームの快進撃に貢献。フライブルク、レンジャーズ、同国対決のPSV、イタリアの強豪インテルを立て続けに破り、ドルトムントとの決勝戦にたどり着いた。

 このシーズンの決勝の舞台は、フェイエノールトのホームスタジアムであるフェイエノールト・スタディオン、通称“デ・カイプ”。慣れ親しんだ地での大一番は、開始31分でドルトムントの元ドイツ代表DFユルゲン・コーラーが退場処分を受け、フェイエノールトが優位に立つ。

 すると直後の前半33分にエースの元オランダ代表FWピエール・ファン・ホーイドンクが先制点となるPKを成功させ、同40分にもファン・ホーイドンクが直接FKで追加点を叩き込む。後半に入って1点差に詰め寄られたものの、同5分に中盤のルーズボールに反応した小野が、ワンタッチで前線にスルーパス。相手の守備陣が完全に棒立ちとなるなか、元デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソンが抜け出し、試合を決定付ける3点目を沈めた。

 最終的に1点を返されたものの、フェイエノールトは3-2で勝利。地元での戴冠を達成している。全5ゴールの飛び交ったスペクタクルな試合をEL公式インスタグラムは回顧し、「ベストゴールは?」と綴ってハイライトを動画で公開した。

 5ゴールはPK2本を含むものの、ファン・ホーイドンクの直接FKや、ドルトムントの元チェコ代表FWヤン・コラーが最後に決めた豪快なボレーシュートなど、見どころの多い試合だったことは間違いない。そのなかでも、小野の見事なアシストもまったく見劣りしない輝きを放っていた。

Football ZONE web編集部