ヴァランダス会長はコロナ禍で選手の市場価値も大きく下がること懸念

 スポルティングCPのフレデリコ・ヴァランダス会長は新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、ポルトガルリーグのクラブが深刻な打撃を受けると語った。選手の市場価値は大暴落する見込みで、選手売却で利益を出すクラブがピンチだと悲鳴をあげている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 MF中島翔哉(ポルト)やGK権田修一、DF安西幸輝(ともにポルティモネンセ)など日本人選手もプレーするポルトガルでも、サッカーのリーグ戦は現在中断している。現時点では5月末の再開を目標にしていると伝えられているが、一部選手からは反対の声も挙がっているという。

 とはいえ、シーズンの中断が長引き、さらに中止ともなればクラブの財政に大きな打撃と鳴ることは避けられない。ポルトガルにはビッグクラブへの選手売却で利益を上げているクラブも多いが、このコロナ禍で選手の市場価値も大きく下がることが予想されている。

 過去にはユベントスFWクリスティアーノ・ロナウドなど多くのタレントを輩出してきた実績を持つスポルティングのヴァランダス会長は、ポルトガルの放送局「SIC」に対し、ポルトガルリーグが危機にさらされていると警鐘を鳴らしている。

「Covid-19(新型コロナウイルス)が引き起こした危機はサッカー界に大きな被害を引き起こしている。すべての国で起きていることだが、ポルトガルは最も影響を受けているだろう。なぜなら利益の50%が選手の売却によるものだからだ。(ブルーノ・)フェルナンデスは1月に6800万ポンド(約90億円)で売却された。もし今だったら、その価値は1700万ポンド(約23億円)か2700万ポンド(約36億円)だったかもしれない。何が起きるかは誰にも文からない」

 スポルティングは、今年1月の移籍市場でチームのキャプテンだったポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスをマンチェスター・ユナイテッドに放出していた。それと引き換えに多額の移籍金を手にしたが、ヴァランダス会長はより安価で手放してた可能性もあったと語った。

Football ZONE web編集部