ザルツブルクのマーシュ・ヘッドコーチが南野のキャラや移籍金について言及

 今年1月にリバプールへ加入した日本代表MF南野拓実は、トッププレーヤーがひしめくなかで厳しい挑戦に臨んでいる。公式戦7試合に出場してノーゴールノーアシストとまだ目に見える結果を残せていないが、ザルツブルク時代のヘッドコーチは725万ポンド(約9億6000万円)の移籍金について「あまりに安すぎる金額で売却してしまった」と元教え子のポテンシャルを高く評価した。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。

 2015年にセレッソ大阪からザルツブルクへ移籍した南野は、計6年半オーストリアでプレー。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージでリバプール相手にゴールを決めるなど活躍し、ユルゲン・クロップ監督に認められる形で今年1月にリバプール入りした。

 リバプール移籍後の南野は、公式戦7試合に出場してノーゴールノーアシストい。それでも、今季約半年間ザルツブルクで指導にあたり、移籍後も定期的にテキストメッセージでやりとりしているというジョゼ・マーシュ監督は「The Liverpool FC Podcast」で、ロッカールームでシャイと言われる南野の“素顔”について触れている。

「彼は少し寡黙で、一番社交的というタイプではないけど、選手としてトップクラスだ。早くジムに来てトレーニングを積んでいる。すべての選手と友好的だし、すごく愛されている。彼は(リバプールで)幸せだよ。練習もいい感じだし、みんないいヤツだと話していた。タキ(南野の愛称)は成長のために可能な限りのことをする」

 昨年10月2日に敵地リバプールで行われたCLグループステージ第2戦までは、リバプールからも特にコンタクトはなかったという。南野はこの試合で1ゴール1アシストと強烈なインパクトを残し、クロップ監督の“お眼鏡”にかなった。

 マーシュ監督は「ユルゲン・クロップの哲学の多くは、我々(ザルツブルク)のプレーと一致している。ライプツィヒやザルツブルクのように、似たサッカーをする選手を常に追跡しているのは当然だ」と話す。もっとも、725万ポンド(約9億6000万円)という移籍金に関しては後悔があるようだ。

「タキに関して痛手となってしまったのは、あまりにも、さすがにあまりにも安すぎる金額でリバプールに売却してしまったことだ。だが、これも移籍市場や選手との契約を管理する一つの要素であるということだね。我々は常にスカウトチームとスポーツディレクターとともに歩んでおり、彼らは素晴らしい仕事してくれている。そして、常に次世代を担う選手たちがいて、次のステップに進む準備はできている」

 6月中の再開を目指すプレミアリーグで、南野は移籍金以上の価値を証明できるだろうか。

Football ZONE web編集部