デンベレやコウチーニョらを移籍金100億円以上で獲得しながら不発

 バルセロナにとってここ近年の最高攻撃ユニットといえば「MSNトリオ」だろう。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの3トップは恐るべき破壊力を発揮したが、ネイマールがパリ・サンジェルマン(PSG)移籍後、メッシとスアレスの“相棒探し”にバルサが総額4億8200万ユーロ(約568億7000万円)という天文学的な額を費やしているとスペイン紙「マルカ」が伝えている。

 ネイマールは2017年夏にPSGに新天地を求めたわけだが、バルサは有事の際に備えてバックアッパー候補をたびたび獲得してきた。彼らは押しなべて実力者だったのだが、2015年以降のリストを見ると、以下のようになる。

アルダ・トゥラン(55試合15得点)
パコ・アルカセル(50試合15得点)
ウスマン・デンベレ(74試合19得点)
ジェラール・デウロフェウ(17試合2得点)
フィリペ・コウチーニョ(76試合21得点)
マルコム(24試合4得点)
ケビン・プリンス・ボアテンク(4試合0得点)
アントワーヌ・グリーズマン(37試合14得点)
マルティン・ブレイスウェイト(3試合0得点)

 そこそこの得点数を挙げているが、スアレスの6シーズン270試合191得点に比べると足元にも及ばない。特にともに1億ユーロ(約118億円)超えの移籍金で獲得したデンベレとコウチーニョはバルサの戦術にマッチせず、1試合平均得点はデンベレが「0.25」、コウチーニョが「0.27」と決して芳しくはない。

 今季から加入したグリーズマンは2人に比べれば「0.37」とまずまずの成績を残しているが、序盤戦はメッシらとの連係が作り切れず苦しみ、1億2000万ユーロ(約141億6000万円)の移籍金をペイできるかはこれから次第だろう。

 果たして獲得の噂があるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(インテル)は「MSNトリオ」の幻影を振り払うビッグディールとなるのだろうか。

Football ZONE web編集部