Jリーグ再開を前に首都圏チーム同士の対戦が実現

 J1の浦和レッズとJ2の町田ゼルビアが13日に埼玉スタジアムで無観客でのトレーニングマッチを行い、30分×4本の形式でトータルスコアは2-1で町田が勝利を収めた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により中断していた公式戦は再開日程が決まり、町田は6月27日、浦和は7月4日にリーグ戦の再開を控える。その中での対外試合は、雨の中でのゲームになった。浦和の公式YouTubeチャンネルで生配信された試合は4万人を超える同時視聴者数となる時間帯もある注目を集めた。

 1本目は再開が決まってから初の対外試合となる浦和が全くペースが上がらずにミスも多いなかで町田が全体的にプレッシングでペースを掴み、カウンターからチャンスを多く作った。そして、数的優位のカウンターを仕掛けた待ちだがクロスのこぼれ球からMF高江麗央がミドルを蹴り込んで、1-0で1本目を終えた。

 2本目は浦和が攻撃に出る回数を増やしたものの、DF岩波拓也のロングフィードに抜け出したFWレオナルドはGKとの1対1を決められず。その他の攻撃で、敵陣での連係はあまり噛み合わなかった。そうしたなかで町田は右CKのチャンスで中央に蹴り込まれたボールをFW安藤瑞季がヘディングで叩いてゴール。この30分間も町田が1-0で制した。

 3本目の開始から両チームは多くのメンバーを入れ替え、浦和ではルーキーのMF武田英寿がゴール正面からのFKで際どいシュートを放ったもののゴールならず。両者無得点でこの30分間を終えた。4本目では浦和が左CKを蹴った武田のところへ再びこぼれ球が回ってくると、そこから武田が中央に入れたクロスをFW武藤雄樹が体をひねりながらの左足ボレーで決め、1-0として終えた。4本トータルでは町田が2-1で勝利した。

 浦和は前日にビデオ通話アプリを使用した取材に対応した副主将のMF長澤和輝が、「まだフルコートでのトレーニングもあまりできていない」と話していた状況が窺われる試合内容だったうえに、MF柏木陽介、MF青木拓矢、FWファブリシオら主力を含む一部選手が欠場していた。今季から導入した4バックでの機能性を高めるためにも、まずはコンディショニングの部分で必要なものが多くありそうだ。

 とはいえ、非常事態宣言の解除が最も遅くなった首都圏の2チームによる対外試合が実現したことで、Jリーグのある日常が少しずつ近づいてきていることを感じさせる1日になったのは間違いない。全てが初体験となる状況でのシーズン再開に向け、ピッチ内外で少しずつ準備が進んでいく。

Football ZONE web編集部