マーソン氏が指摘 「来季25から30点を挙げる姿は想像がつかない」

 プレミアリーグは19日に再開を迎え、トッテナムは第30節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、1-1で引き分けた。この試合でトッテナムは、イングランド代表FWハリー・ケインが先発フル出場を果たしたが不発に終わった。これを受け、元イングランド代表MFポール・マーソン氏は、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で「ジョゼ・モウリーニョ監督のスタイルに合わない」と分析している。

 今年1月1日に行われた第21節のサウサンプトン戦で負傷し、戦列を離れていたケインは、中断明け初戦で復帰を果たした。しかし、最高の状態とは言えず、孤立する場面が多く見られた。

 実際、この試合でケインのボールタッチ数は36回にとどまり、ユナイテッドのペナルティーエリア内では一度もボールに触れていない。唯一放ったシュートも相手にブロックされ、試合の終盤には疲れた様子を見せていた。

 ジョゼ・モウリーニョ監督が就任してからのトッテナムで、ケインは10試合に出場して7ゴールをマーク。しかし、ユナイテッド戦ではポゼッション率が39%にとどまっており、マーソン氏はマウリシオ・ポチェッティーノ監督時代に2度のプレミアリーグ得点王に輝いたケインついて触れ、モウリーニョ監督の守備的な戦い方のなかでは本領を発揮できないと指摘する。

「ジョゼが監督に就任した時、私はハリー・ケインのことを心配したんだ。彼はポチェッティーノ監督の下、どこからでも攻める形でプレーしてきた。あのチームは、多くのゴールがあり、クロスがあり、シュートがあった。しかし、今は最前線で独力でなんとかしないといけない。終盤には60ヤードのパスを受けようとしていたが、あれはハリー・ケインのプレーではない。彼はあのスタイルに合っていないし、トットナムは10人でプレーしているようなものだった」と、モウリーニョ監督のスタイルにフィットしていないことを強調した。

 マーソン氏はケインが移籍を視野に入れるのではないかと考えているという。

「シーズン終了後、彼は真剣に考えることになるだろう。ジョゼが彼に求めるやり方で、来シーズン25から30点を挙げる姿は想像がつかない。ジョゼは就任直後の4-2や5-3という試合を望まない。彼は金曜日の1-1のような試合を好むからね」と言い、「今のチームでは、全員が不幸せだ。監督だけではなく、選手たちもね。彼らはもう一度、一丸にならないといけない。トッテナムが心配だよ。これまでのトッテナムは良いチームだった。でも、正直に言うと、今は良いチームだと思えない」と、自身の考えを明かしている。

 トッテナムのファンは、ケインの残留を望んでいるはず。現役時代、アーセナルで活躍し、これまでトッテナムを称賛してきたことで、批判も浴びたというマーソン氏の心配が杞憂で終わるのだろうか。

Football ZONE web編集部