W杯公式ツイッターが2002年日韓大会で韓国がスペインを破った瞬間を回顧

 今から18年前、日本と韓国の共同開催で行われた2002年ワールドカップ(W杯)は、東アジアの2カ国に空前のサッカーブームを巻き起こした。フィリップ・トルシエ監督に率いられた日本代表は、2度目の本大会出場で目標としていたグループリーグ突破を達成。一方の韓国代表も6度目のW杯出場で悲願の決勝トーナメント進出を果たすと、その勢いのままアジア勢初の4強へ勝ち進んだ。FIFA(国際サッカー連盟)のW杯公式ツイッターは22日、「2002年のこの日、W杯の歴史が作られた」と綴り、韓国がベスト4進出を決めた瞬間を映像で回顧。だが返信欄には、海外ファンから「フットボール史上最大の盗難」「恥ずべきW杯」など辛辣なコメントが相次いでいる。

 酷暑の中で行われた日韓W杯は、グループリーグから番狂わせが相次いだ。1998年大会王者のフランス、強豪アルゼンチンやポルトガルが姿を消すと、決勝トーナメントでも下馬評を覆す出来事が続いていく。

 その主役となったのが、名将フース・ヒディンクが率いる開催国の韓国だった。グループDを首位通過した韓国は、ラウンド16でグループG2位のイタリアと激突。延長戦にもつれ込む死闘の末に、後にJリーグの清水エスパルスと横浜F・マリノスでも活躍したFWアン・ジョンファンの決勝ゴールで勝利した。そして準々決勝のスペイン戦も死闘となり、0-0で突入したPK戦を5-3で制し、アジア史上初のベスト4進出を達成している。

 今回、W杯公式ツイッターが「#OnThisDay」企画として振り返ったのが、2002年6月22日に光州で行われたスペイン戦のPK戦でのワンシーンだ。韓国の5人目として、Jリーグのベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)と柏レイソルでプレーした主将DFホン・ミョンボがPKスポットに向かうシーンからスタート。スタンドやソウル市庁舎前広場を埋めた人々が固唾を呑んで見守る。そしてホン・ミョンボが、スペイン代表GKイケル・カシージャスの動きを見極めてシュートを成功させた瞬間、韓国ファンが歓喜を爆発させた。

イタリア戦、スペイン戦では不可解な判定が波紋を呼ぶ

 アジアサッカー史に残る歴史的な瞬間と言える映像だが、あまり良い印象を抱いていない海外ファンもいるようだ。

 前述したラウンド16のイタリア戦では、バイロン・モレノ主審への買収疑惑も報じられるなど不可解な判定が問題となった。また準々決勝のスペイン戦でも、ゴールが二度取り消されるなど疑惑の判定が続出。特にFWホアキン・サンチェスのクロスからFWフェルナンド・モリエンテスがヘディングシュートを放ちネットを揺らしたが、クロスを上げた際にボールがゴールラインを割っていたと判定されノーゴールに。だがリプレーでは全くラインを割っていなかったことが判明し、波紋を呼んだ。

 こうした騒動が記憶されているからか、動画を投稿したW杯公式ツイッターの返信欄には、海外ファンから「フットボール史上最大の盗難」「恥ずべきW杯」「史上最悪のW杯」といったコメントが寄せられており、18年が経過した今も議論の的となっているようだ。

Football ZONE web編集部