昨季の鳥栖戦で見せた衝撃のワンプレー、ESPN公式SNSが動画公開

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、36歳となった今もJリーグでワールドクラスのプレーを披露しており、海外メディアからもその動向が常に注目されている。そうしたなか米スポーツ専門局「ESPN」のサッカー番組「ESPN FC」公式インスタグラムは、昨季リーグ戦でイニエスタが見せた衝撃の“50m超ボレーパス”に再注目。「品格は不変」と綴り、スペイン名手の美技を称えている。

 2018年夏からJリーグに参戦しているイニエスタは、昨季のリーグ戦で23試合6ゴールを記録。Jリーグベストイレブンに輝くと、天皇杯ではクラブ史上初のタイトル獲得に大きく貢献した。そんな来日2年目のシーズンで世界を驚かせるプレーが飛び出したのは、8月23日に行われたJ1第24節のサガン鳥栖戦(6-1)だ。この試合はユース時代からの盟友だった元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスの引退試合として注目されたが、イニエスタの美技が炸裂する。

 2-0で迎えた前半22分、自陣左サイドで中央からの浮き球パスを受けたイニエスタは、元日本代表FW田中順也へワンタッチパス。田中から頭でリターンを受けると、イニエスタはトラップすることなくダイレクトで右足を振り抜く。

 華麗なダイレクトボレーによって放たれた50メートル超のロングパスは、美しい弧を描きながら右サイドで相手最終ラインの裏へ走り出していた日本代表FW古橋亨梧のもとへ完璧なタイミングで到達し、最後は切り返した古橋のパスを受けた田中が、左足を豪快に振り抜きネットを揺らした。

 状況判断、キック精度、視野の広さなどすべてにおいて完璧なワンプレーとなり、各国メディアが感嘆の声を上げていた。あれから約10カ月、「ESPN FC」公式インスタグラムは「アンドレス・イニエスタ、品格は不変」と綴り、このシーンの動画を公開。コメント欄には「なんてボールだ!」「手品師」「真の品格」「魔法使い」といった驚きの声が上がるとともに、「おそらくまだバルサの中盤より良い」「彼はバルサを去るのが1年か2年早かった」と、欧州トップレベルの舞台を去ったことを惜しむ声も見られた。

 今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦するなど、さらなる活躍が期待されているなか、新型コロナウイルスの影響ですべての公式戦が2月下旬から中断。7月4日のJ1第2節サンフレッチェ広島戦から再開となるなかで、イニエスタがどんな美技を見せてくれるのか、期待は高まるばかりだ。

Football ZONE web編集部