「カデナ・セール」が報道、今季の活躍を称賛も「来季レアルのトップにはいない」

 日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは、リーガ・エスパニョーラ再開後1分4敗と勝ち点を上積みできず、1部残留に向けて苦境に立たされている。一方、期限付き移籍中の日本人アタッカーの去就を巡る報道は熱を帯びており、スペインラジオ局「カデナ・セール」はイタリアの名門ACミランが、来季の欧州カップ戦への出場権を獲得できれば、「レンタル移籍のレースでポールポジションになる」と報じた。

 昨夏にレアル・マドリードに完全移籍した久保は、リーガ開幕後に出場機会を求めてマジョルカへ期限付き移籍。当初はベンチスタートとなる試合も多かったが、徐々にチーム内での信頼を勝ち取ると、直近8試合連続でスタメン出場している。ここまでリーグ戦29試合3得点の成績を収めており、24日に行われた保有元レアルとの直接対決(第31節/0-2)では、華麗な3人抜きドリブルを披露するなど、スペインメディアでの評価も高めていた。

 チームは27日の第32節アスレティック・ビルバオ戦(1-3)にも敗れ、残留圏内の17位セルタと勝ち点「8」差がつく苦しい状況。その一方で、期限付き移籍中の久保の去就を巡る報道は熱を帯びており、「カデナ・セール」は「タケ・クボの新たなレンタルで議論」と見出しを打ち、新たな情報を伝えている。

「タケ・クボはマジョルカで個人レベルで素晴らしい年を送っており、19歳になったばかりの若い選手のために(レアルは)次のステップをどうするか考えている。現時点で一つだけはっきりしているのは、アントン・メアナが『カルーセル・コンフィデンシャル』で伝えたように、外国人枠の選手制限から来季マドリードのトップチームにいないことになる」

 同メディアは、来季もレアルの3つの外国人枠はFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンが埋め、その後ろにはMFレイニエル・ジェズスも控えていると伝え、久保は“再レンタル”になると予想。そのうえで、レアル側が移籍先候補クラブに「一つの条件」を付けているとし、それが「クボの1年分の年俸、『カルーセル・コンフィデンシャル』が知り得たところでは、200万ユーロ(約2億4000万円)を支払うことができるところとなっている」とした。

「現時点で一番好位置につけるクラブはミラン」と指摘

 先日もスペイン紙では、久保に30クラブ以上が興味を示していると報じられたが、「カデナ・セール」は「現時点で一番好位置につけ、最もその意向を主張し、選手年俸を払う準備があるクラブはACミランとなっている」と指摘。しかしレアル側は来季、久保が欧州カップ戦でプレーすることを希望しているため、ミランが出場権を獲得できれば「来季クボのレンタル移籍のレースでポールポジションになる」と伝えている。

 ミランは第28節終了時点のセリエAで7位となっており、熾烈なUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権争いを繰り広げている。イタリアの名門が来季EL出場権を獲得できるか否かは、久保の去就に大きな影響を与えるのかもしれない。

Football ZONE web編集部