9試合連続スタメンで再開後初白星に貢献 17位セルタとの勝ち点差を「5」に縮める

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間6月30日、リーガ・エスパニョーラ第33節のセルタ戦に9試合連続でスタメン出場。リーガ初の1試合2アシストを含む4ゴールを演出して存在感を見せ、5-1の快勝に貢献した。

 降格圏の18位に沈むマジョルカは、新型コロナウイルスの影響による中断からの再開後1分4敗と勝利なし。残留圏内の17位セルタと勝ち点「8」差と危機的状況のなかで、ホームでの直接対決を迎えた。無観客の本拠地ソン・モイシュでの絶対に勝利が欲しい一戦、中2日の厳しい日程が続くなか、久保は9試合連続のスタメン出場となった。

 立ち上がりは直近4戦無敗(2勝2分)のセルタが押し込む展開となったが、7分にMFダニ・ロドリゲスがペナルティーエリア内で倒されてPKの判定。際どいジャッジとなり、5分以上にわたってVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定も行われたなか、同13分にFWアンテ・ブディミルが冷静に決めて、マジョルカが大きな先制点を手にした。

 同19分にセルタMFフィリップ・ブラダリッチに決定的なシュートを放たれ、直後のCKからもあわや失点のピンチを迎えたが、いずれもマジョルカGKマノロ・レイナがセーブ。その後、久保にボールが集まり出し、同24分には右サイドでボールを受けてカットインし、得意の形から左足を振り抜くがシュートはGK正面をついた。

 3分後、マジョルカに待望の追加点が生まれる。左サイドで久保からパスを受けたFWクチョ・エルナンデスが素早く切り返すと、一度相手DFに引っかかるもボールが足もとに転がり右足を一閃。強烈なシュートがゴール右隅に吸い込まれた。さらに同40分、右サイドに開いてボールを受けた久保が仕掛けながら相手2人を引きつけ、右足で中央へ折り返す。後方から飛び込んだDFアレハンドロ・ポソが、左足を振り抜くと美しいカーブを描いたシュートがゴール左隅へ吸い込まれ、久保にアシストが記録された。

 前半を3-0と最高の形で折り返したマジョルカだったが、後半5分にFWイアゴ・アスパスにPKを決められ1点を返されてしまう。しかし、この日は久保を中心に攻撃が機能。直後の同7分、敵陣右サイドでのパス交換から久保が相手2人を引きつけ、中央のMFサルバ・セビージャへパスを送ると、最後はゴール前に抜け出したブディミルが決めて、再びリードを3点に広げた。

 攻撃の手を緩めないマジョルカはさらに同15分、右サイドでキープした久保から中央のセビージャへパス。セビージャはゴールまで約20メートルの距離からコントロールショットを放つと、ゴール右隅を正確に射抜き、久保にこの日2つ目のアシストが記録された。

 今季最多の5ゴールで試合の行方をほぼ決したなか、久保は同38分にFWラゴ・ジュニオールと交代。チームもそのまま5-1で勝利し、リーグ再開後6戦目で初勝利。重要な残留争い直接対決で6試合ぶりの白星を手にし、17位セルタとの勝ち点差を「5」に縮めた。

Football ZONE web編集部