スペイン発で浮上したミラン移籍の噂、イタリア側は「実現性は低い」との見解

 日本代表MF久保建英は、保有権を持つスペインのレアル・マドリードから来季にイタリア・セリエAの名門ACミランへ期限付き移籍をする可能性がスペインメディアによって報じられたが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は「久保についてのミランの実情」と題して、イタリア視点で移籍の可能性について報じている。

 久保の去就については先日、スペインラジオ局「カデナ・セール」が来季にミランが欧州カップ戦への出場権を得れば「レンタル移籍のレースでポールポジションになる」と報じた。そこには、年俸200万ユーロ(約2億4000万円)を支払う能力があることも理由にあるとされた。

 一方で、イタリア側の報道では久保の期限付き移籍について実現する可能性はないという見方を示している。

「スペインのメディアでレアルの久保建英のミラン行きの可能性が示された。現在はマジョルカに期限付き移籍している選手だ。私たちの調査によれば、根本的問題がある。レアルは彼を期限付き移籍以外で放出するつもりはないが、今のミランには他クラブの若手選手を強化する方針がない」

 ミランは来季からブンデスリーガで名を馳せたラルフ・ラングニック氏が監督に就任することが濃厚とされるが、いずれにせよ経営サイドの方針は年俸上限を定めてスリム化し、若手の有望株を育成しながら再建を図ることとされる。そうしたなかでは、期限付き移籍で獲得した若手に出場機会を与えて成長させ、元のクラブに返す余裕はないと言えるだろう。

 その後のスペインメディアによる続報では、国内のレアル・ソシエダが来季の期限付き移籍先として最有力との報道もあったが、少なくともミラン行きは現実的でないというのが実情のようだ。