バルトメウ会長はエースの“退団説”を一蹴

 バルセロナは現地時間5日のリーガ・エスパニョーラ第34節ビジャレアル戦で4-1の快勝を飾り、首位レアル・マドリードとの勝ち点差「4」をキープした。3連覇に向けて一縷の望みをつないだなか、スペイン紙「AS」によるとジョゼップ・マリア・バルトメウ会長はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが“生涯バルサ”であることを強調するコメントを残したのだという。

 リーグ再開後にレアルとの勝ち点差を一気に離されているバルサはこの日、メッシをトップ下に置き、2トップにフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンとウルグアイ代表FWルイス・スアレスが位置するシステムを採用した。

 前半3分にオウンゴールで先制し、その約10分後には追い付かれるせわしない展開となったが、同20分にメッシのパスからスアレスが勝ち越しゴールを奪うと、前半終了間際にはメッシのヒールパスからグリーズマンが追加点を決めて3-1とした。後半に入ってもゲームコントロールすると、同41分にFWアンス・ファティのダメ押しゴールで試合を決定付けている。

 久々の快勝となったバルサだが、リーガ優勝は非常に厳しい立場にある。バルトメウ会長はバルサ戦の前に行なわれたレアル対アスレティック・ビルバオの試合を決定付けたPKのVAR介入について「COVID-19(新型コロナウイルス)と同等とは言わないが、結果に影響を与えていて、常に(レアルを)指示しているようだ」と皮肉った。

 それとともに、現在各メディアを賑わせているメッシと首脳陣の不和についても、次のように語っている。

「私は(不和について)詳細を述べるつもりはないが、メッシは彼のフットボールのキャリアを、バルサで終えるといっている。多くの選手との交渉はあるが、メッシとの契約を延長したいと思っているし、我々もバルサでより長く表現してほしいと説明している」

 メッシの“バルサ退団説”を一蹴したバルトメウ会長。果たして、来シーズン以降のチーム運営を良い方向に導くことはできるのだろうか。

寺下友徳