エスパニョールを下し、首位レアルと暫定的に勝ち点1差に詰め寄る

 バルセロナは現地時間8日のリーガ・エスパニョーラ第35節でエスパニョールとの“バルセロナ・ダービー”に臨み、1-0で辛勝。首位レアル・マドリードとの勝ち点差を暫定で「1」とし、残り3試合での逆転優勝に望みをつないでいる。決勝ゴールを挙げたウルグアイ代表FWルイス・スアレスは「レアルが滑り落ちるのを待たなければならない」と宿敵とのタイトル争いについてコメントしている。スペイン紙「マルカ」が報じた。

 本拠地での一戦はダービーらしい激しい展開となった。0-0で迎えた後半4分に17歳のFWアンス・ファティがスパイクの裏を見せた危険なタックルで退場処分となったバルセロナだが、その3分後にはエスパニョールにも退場者が出て残り30分あまりを10対10で行うことに。そのなかでこの試合唯一のゴールを決めたのがエースのスアレスだった。

 後半11分、左サイドを起点にスペイン代表DFジョルディ・アルバからフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとダイレクトでつないでペナルティーエリア内に攻め込むと、こぼれ球をスアレスが抜け目なく押し込んでゴールネットを揺らした。

 スアレスはこれでバルセロナ加入後195得点目となり、前節ビジャレアル戦で3位タイに浮上していたクラブ通算得点ランキングで単独3位に浮上した。これがそのまま決勝ゴールとなり、チームは1-0で白星を手にしている。

 バルセロナは勝ち点を76に伸ばし、首位を走るレアル(同77/1試合未消化)との差を暫定的に1ポイントに縮めた。逆転優勝に望みをつなぐゴールを決めたスアレスはタイトル獲得のためにはライバルの失速が必要な状況は変わらないと語った。

「僕らの目標は残り3試合全てに勝つことだ。それからライバル(レアル)が滑り落ちるのを待たなければならない。僕らは自分たちの試合のことだけ考えているよ」

 残留争いの真っ只中にいたエスパニョールとの対戦だったこともあり、スアレスは「彼らの状況的にこの試合がどれだけ難しいのか理解していた」とタフな一戦だったと振り返った。バルセロナに敗れたことでエスパニョールは27年ぶりの2部降格が決定している。

「日曜日の試合のあとで疲労もあった。それが僕らのインテンシティーに影響していたのは明らかだった。最も重要なのは僕らが勝利し、勝ち点を重ねたことだ」

 中3日程度のペースで連戦が続いており、選手たちには疲労の色が浮かんでいるという。取りこぼしが許されない状況のなか、スアレスは目の前の試合に勝つことだけに全神経を集中させている。

Football ZONE web編集部