新型コロナウイルスによるリーグ中断を受けての変更について語る

 浦和レッズの大槻毅監督は、10日のトレーニング後にオンラインでの取材対応を行い、今季のルール変更について交代枠の部分が大きなものだと言及。特にベンチメンバーの選び方を「大きく違うと思う」と話した。

 このゲームからは最大5000人の制限付きながら観客動員も各地でスタートする。大槻監督は「また少しずつではあるけど日常や以前に戻るフェーズが来たと思う。難しいことがあるのは承知の上だけど、来ていただけるのは嬉しい」と、この話題に関しては表情を緩めた。

 浦和は新型コロナウイルスの感染拡大により中断される前の2月に、湘南ベルマーレとの開幕戦で3-2の勝利を収めていた。4日の再開初戦となったリーグ第2節の横浜F・マリノス戦を0-0で引き分け、8日のベガルタ仙台戦は2-1で勝利。3試合で勝ち点7を稼ぐ好スタートを切っている。

 一方で、この社会情勢の変化により第2節以降は交代枠のルールが変更。ハーフタイムを除く3回で最大5人までと変化があった。大槻監督は横浜FM戦は3回で4人、仙台戦は3回で5人の交代枠を使用した。一部の監督からは、勝っている状況では5人を使い切りにくいという意見もあったとされるなかで、その変更について話している。

「水曜日の試合はすべて見ていないけど、3枚替えをしたチームもあったようだし、仙台は7人スタメンを代えてきた。それぞれのチームの兆候や考え方がもう何試合かやると出てくると思うし、アプローチの仕方が見えてくる途中ではないかと。特にベンチに入れる7人の選び方は大きく違うと思う。9人のベンチ枠があればありがたいくらいで、毎試合の18人を選ぶ時が心苦しい。僕はあまり違和感なくやっているつもりです。勝っている時に5枚使うのが難しければ、使わないというのも選択肢ではないですか」

 今季の開幕戦までは、各試合に対して18人を選出し、そこから11人がスタメン出場して残り7人から最大3人の交代枠という配分だった。しかし、現在は全体の人数に変化はないながらも、投入できる選手の数だけが増えている。そのため、どのような7人をベンチに入れるかで交代策の機能性が大きく変わってしまう。そうした意味では、いち早く“必勝パターン”を見つけた監督が有効な采配を振るえるようになってくるのだろう。

 浦和は12日の第4節でホームに鹿島アントラーズを迎える。リーグ戦で3連敗中の常勝軍団との一戦を前に、大槻監督は「鹿島は鹿島だと思う。勝ち星はついていないけど、そこに対して全員で執着して戦うチーム」と、直近の成績に油断することはないと強調する。そして「これまでにやってきたことを主体的にやりたい。3試合が1クールという感覚もあるので、それを終えてから振り返りたいと思うが、今は何も振り返らずに鹿島戦に向かいたい」と話した。

 指揮官が話したように、今季の日程には週末のゲーム、水曜日、翌週末のゲームという3試合がセットになっている場合が多い。そうした意味では、最初のセットの締めくくりとなる一戦となる。不調の鹿島を迎える浦和だが、リーグ戦の無敗を継続することができるだろうか。戦略的なベンチメンバーの選出と、戦況を動かす交代策にも注目したいところだ。

Football ZONE web編集部