オサスナに1-2で敗れ“終戦” スペイン紙は36節時点のデータで“メッシ頼み”の現状を分析

 バルセロナは現地時間16日のリーガ・エスパニョーラ第37節オサスナ戦に1-2で敗れ、リーグ3連覇を逃した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、この試合で得点ランキング単独トップとなる23ゴール目を決めたが、データを見ると現在のバルセロナはあまりにも絶対的エースに依存し過ぎているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 首位レアル・マドリードと勝ち点「4」差で本拠地カンプ・ノウでのオサスナ戦を迎えたバルサは、逆転優勝のためには勝利が絶対に必要な状況だった。だが6月のリーグ再開後、波に乗れないチームは前半15分に失点。その後はメッシを中心に攻勢を仕掛けるが、なかなか得点を奪えない。同点ゴールが生まれたのは後半17分、メッシがゴール正面のFKを直接叩き込み1-1に追いついた。その後オサスナが退場者を出し数的優位となるも、バルサは勝ち越しゴールを奪えず、逆に終了間際にカウンターから失点し1-2で終戦となった。

 攻撃が“メッシ頼み”であることが改めて浮き彫りとなる結果になったが、オサスナ戦前の15日付の「マルカ」紙は、前節終了時点でのデータを基にバルサの現状を分析している。

 メッシは第36節時点でリーグ戦31試合に出場して22ゴール21アシストをマーク。ゴール数とアシスト数を足してバルセロナの全得点(80ゴール)に占めるメッシの“関与率”を算出すると、その割合は53.7%と半分以上が“メッシ絡みのゴール”だった。

 同紙によれば、リーグ戦でメッシの得点関与率が50%を超えたのは、2010-11シーズン(31ゴール18アシスト/51.6%)、11-12シーズン(50ゴール17アシスト/58.7%)、14-15シーズン(43ゴール20アシスト/57.3%)、18-19シーズン(36ゴール14アシスト/55.5%)に続いてこれで通算5回目。こうした状況について、「メッシがいなければ、今のバルセロナはタイトル争いで戦えないことをデータは示している」と指摘。さらに、「ルイス・スアレス(今季15得点)は攻撃面でとても存在感のある選手だったが、ここ最近は以前のような数字を残せていない。アントワーヌ・グリーズマン(同9得点)との契約は、メッシのプレッシャーを軽減することには繋がらなかった」と、他のアタッカー陣が期待通りのパフォーマンスを見せていないことも、チームがメッシへの依存度を強めている原因だと分析している。

 一方、メッシが1シーズンの過去最多となる21アシストを記録していることについて、「依然として重要な存在だが、今までとは違ったスタイルでチームに貢献している」とプレースタイルの変化にも言及。いずれにせよメッシの調子が、バルセロナの勝敗に大きく影響していることに変わりはなく、リーグ3連覇を逃した今、来季に向けて何かしらの対策が求められていると言えそうだ。

Football ZONE web編集部