ラングニック氏の招聘が濃厚視も…チーム立て直しに成功したピオリ監督と契約延長

 ACミランは現地時間21日、ステファノ・ピオリ監督との契約を2年延長し、2022年まで指揮を執ることが決まったと正式に発表した。強化責任者との兼任でラルフ・ラングニック氏の招聘が濃厚視されていたが、一転して破談となったという。

 ミランの来季監督を巡っては内紛が表面化。経営権を持ち、ラングニック氏の就任を推す米ファンド「エリオット・マネジメント」と昨年1月にアーセナルからやってきたイヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)が、イタリア路線の継続を推す元クロアチア代表MFズボニミール・ボバン氏と元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏の幹部2人と対立。結果的にはボバン氏が解任となった。

 しかし、昨年10月にマルコ・ジャンパオロ前監督の後任として就任したピオリ監督の下でチームは徐々に立て直しに成功。序盤戦は不振で一時中位以下に沈んでいたセリエAでも第27節から9試合無敗(7勝2分け)と好調で、一時は中位以下に沈んでいた順位も暫定5位まで浮上した。

 クラブは昨年11月頃からラングニック氏との交渉を続けていたようだが、ドイツ誌「キッカー」などによれば、好調のチーム状況を受けて、クラブは招聘を見送ったという。

 強化責任者との兼任でラングニック氏には全権監督のポストが与えられると報じられていたが、急転直下でピオリ体制の継続が決まった。

 ピオリ監督はクラブ公式サイトで「ACミランからの信頼を得られたことを嬉しく思い、誇りに思っています。スタジアムでは本当に寂しい思いをしているが、いつも近くにいて応援してくれるファンをはじめとする全ての人に感謝しています」と声明を発表。「何度も言っていますが、私たちにとっての未来は今日です。集中し、固い決意を持ち、一丸となってプレーしなければならない」と続投への意欲を語っている。

Football ZONE web編集部