名選手であり名監督となったジダン氏、元同僚デル・ピエロ氏らがこれまでに送った称賛の声を紹介

 レアル・マドリードを率いて今季のリーガ・エスパニョーラ制覇に導いたジネディーヌ・ジダン監督は、1990年代中盤から2000年代前半にかけて、世界最高の司令塔の1人に数えられた。一時代を築いたフランスの英雄に対し、レアルやユベントス時代のチームメートらからこれまでに送られた称賛の声を、スペイン紙「マルカ」がまとめている。

 アルジェリアからの移民の子供として生まれたジダン氏は、1988年にカンヌでトップチームに昇格。92年にボルドーへ移籍して頭角を現すと、95-96シーズンのUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)では元フランス代表FWクリストフ・デュガリーらとともに決勝に進出。その活躍が認められ、96年にイタリアの名門ユベントスに移籍した。フランス代表のエースとして母国開催の98年ワールドカップで優勝を果たすと、世界的な選手に成長。2001年に“銀河系軍団”レアルの一員となると、加入1年目に念願のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たすなど、輝かしい成績を残してきた。

 圧倒的な技術の高さで中盤に君臨したジダン氏について、ユベントス時代に同僚だった元ウルグアイ代表DFパオロ・モンテーロ氏は「彼を愛さないなんて不可能だった。個性的で謙虚なリーダー。私が知っているなかで最も謙虚な人間だ。最高のチームメートであり、不可能なことも簡単に見せた」と、その人柄を絶賛している。

 またレアル時代に共闘した元スペイン代表DFフェルナンド・イエロ氏は、「彼は別のリーグから来て、違う形でサッカーを学んだのに、ボールに触った瞬間、彼がどれほど素晴らしいか、何ができるのかが分かった。ジズー(ジダン氏の愛称)は誰も欺くことはない。目の前の彼がすべてで、裏表がない」と回想。元アルゼンチン代表DFワルテル・サムエル氏も「違うポジションでプレーしていたが、彼の動き、ドリブル、決定的なファイナルパスを出すためにどのようにして良いポジションでボールを受けるのかを見るのが好きだった」とコメントしている。

 また、ユベントスの英雄である元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏も、「キャリアのなかで、多くの素晴らしい選手に出会った。パオロ・マルディーニ、(ファビオ・)カンナバーロ、モンテーロというようなDFや、(フィリッポ・)インザーギ、(フランチェスコ・)トッティというようなFW……。しかし、ジダンはその中でも最も素晴らしい」と称賛した。

 そして選手としてだけでなく、監督としても名門レアルを2015-16シーズンからCL3連覇に導き、今季は3シーズンぶりのリーグ優勝を果たすなど多くのタイトル獲得に貢献しているジダン氏について、フロレンティーノ・ペレス会長は「レアル・マドリードにとって、神からの恩恵」と最上級の賛辞を送っている。名選手であり、名監督ともなったジダン氏。巧みな人心掌握術で、今後も新たな伝説を築き上げていくのだろうか。

Football ZONE web編集部