レアルやウェールズ代表で指揮を執ったトシャック氏がベイルの姿勢と代理人に苦言

 レアル・マドリードに所属するウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、リーガ・エスパニョーラを制したクラブのなかで居場所がなくなりつつある。クラブ最高給を受け取りながらも、ジネディーヌ・ジダン監督からは戦力と見なされていない。かつてレアル・マドリードやウェールズ代表を率いた経験のあるジョン・トシャック氏は、ベイルに対してクラブと話し合うように助言を送っている。英衛星放送局「BBC」が報じている。

 2013年にトッテナムからレアル・マドリードに加入したベイルは、4度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たすなど、少なからずクラブに貢献してきた。しかし、負傷が多いことや彼自身があまりコメントを発しないこともあり、ファンからの人気は高くない。

 2019-20シーズンはジダン監督の構想外となり、さらに多くの批判を浴びた。クラブはベイルの売却を考えているものの、週給60万ポンド(約8100万円)の契約は、2022年6月まで残っている。ベイルの代理人であるジョナサン・バーネット氏は「ベイルはどこにも行かない」と発言し、契約満了を迎えるまで、レアルに残留する考えを明らかにした。

 自身にとっても古巣であるレアルで起きている出来事について、トシャック氏は「こうしたことは本当に稀に起こるんだ。物事がうまくいかず、監督が異なる考えを持っている時、集中して解決するように取り組まないといけない。対話が必要だと思うし、一度座って、その機会を持つべきだ」と、自身の見解を述べている。

 16歳だったベイルをウェールズ代表に抜擢したトシャック氏は、ベイルの姿勢と彼の代理人にも問題があると語る。

「スペインにいる多くの人は、彼の代理人から出てくるコメントに好感を持っていないだろう。私は個人的に、ベイル自身にもう少し話をしてもらいたい。多くの人もそう感じているだろう。彼が残るのか、去っていくのかは、わからない。ただ、代理人が出てきて、『彼の契約はあと2年残っていて、満了するまで残る』と発言するのは、私は受け入れられないね」

 昨年の2度の移籍市場で、中国1部リーグの江蘇蘇寧や上海申花への移籍に近づいたとされるベイルだが、最終的に交渉がまとまらずレアルに残留することとなった。まだ31歳で、その能力にも疑いのないアタッカーは、代理人の言葉通り、戦力になりきれないまま、レアルにとどまることになるのだろうか。

Football ZONE web編集部