槙野や鈴木、柏木ら実力者を起用して連敗を2でストップ

 浦和レッズは26日、J1リーグ第7節・横浜FC戦で2-0と勝利して連敗をストップした。大槻毅監督はメンバー変更について多くを語らなかったが、選手層が生きたゲームになった。

 指揮官は対戦相手の横浜FCについて、「良いビルドアップをしてきて、仕組みだったり立ち位置で、いろいろな形を持っているチーム」と話した。実際に、相手のゴールキックのように一度プレーが切れているところでは積極的に前からパスコースを制限したが、流れのなかでの攻守転換では簡単にボールを奪うことはできなかった。それでも、2ボランチとセンターバック4人のうち3人を前節のスタメンから入れ替えたチームは、最後のところで粘りが利いた。

 この試合では、DF槙野智章とDF鈴木大輔がリーグ再開後では初出場でセンターバックのコンビを組んだ。また、右サイドハーフのMF柏木陽介も同様の出場機会を得た。いずれも、レギュラークラスとして起用されてもなんら不思議のない選手だが、3連戦のラストゲームに彼らがフレッシュな状態で出てきたのは大きな要素だったと言えるだろう。

 大槻監督は今季の日程に関して、「3試合が1クールという感がある」と話していた。その初回は横浜F・マリノス、ベガルタ仙台、鹿島アントラーズに2勝1分と期待の高まる結果を残した。しかし、2回目はFC東京と柏レイソルに連敗。指揮官も「1試合目、2試合目が我々から少し手放したようなところがあった」と総括したようにミスが失点になり、それがゲーム展開を難しくして追加点を奪われる内容だった。

 そうした意味では、疲労からか集中力を欠いたプレーを見せた選手をスパっと入れ替えられる選手層があることを証明した横浜FC戦になったという見方もできるだろう。エースFW興梠慎三が負傷交代したのは気がかりだが、FWレオナルド、FW杉本健勇、FW武藤雄樹、FWファブリシオとまだこれだけのメンバーが揃う。

 イレギュラーな日程で、夏場にスタートして過密日程のまま半年間を戦い抜くのが今季のJリーグを戦う各クラブに求められること。少なくともそのための素材が浦和にはある。大槻監督は「メンバーを決めるにあたっては自分たちのやりたいこと、相手がどのようなことをやってくるかを考え、そしてしっかりとコンディションを見て決める」と方針を明言している。その起用法がハマれば、昨季の残留争いから復活を印象付ける位置で戦うこともできるだろう。

Football ZONE web編集部