ボローニャは32億円以下のオファーなら交渉に応じることはない姿勢

 セリエAボローニャの日本代表DF冨安健洋は、イタリア挑戦1年目のシーズンから29試合出場1得点を記録し、大きく評価を高めた。強豪クラブからのオファーも報じられるなか、現地メディアではボローニャ残留の可能性が高いこと、残留した場合はセンターバック(CB)にポジションを移す見込みであることが報じられている。

 冨安は昨夏にベルギーのシント=トロイデンからボローニャへ移籍。シーズン途中に日本代表戦で左太もも裏を痛めて一時離脱したが、右サイドバックとして新境地を切り開き、リーグ戦29試合に出場した。第34節ACミラン戦(1-5)では豪快な左足シュートを沈め、セリエA初ゴールも記録している。

 シーズン中からセリエA強豪ローマからの興味が報じられるなど、国内外で高い評価を確立した冨安。今夏の移籍市場でのステップアップも噂されていたが、イタリアのボローニャ専門ニュースサイト「トゥットボローニャ・ウェブ」は「今回のマーケットで自ら手放すことはない」「2500万ユーロ(約32億円)以下のオファーなら交渉のテーブルにつくことすらない」として、「無視できないオファー」が来ない限り残留の可能性が高いと報じている。

 また、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」によると、冨安の残留が決定した場合、シニシャ・ミハイロビッチ監督はCBでの起用を見込んでいるという。「ミハイロビッチ監督がCB起用を説得」として、次のように伝えている。

「(CBは)冨安が常にプレーしてきたポジションで、ボローニャはCBとして獲得している。CBでプレーした時、良くないプレーも確かにあり、2失点に絡んだ。しかしミハイロビッチ監督は、冨安がフィジカルの疲れによってシャープさを欠いて起きた失点だと考えている。指揮官に対して、(冨安は)CBとしても信頼の置けるプレーができることを見せなければならない」

 CBは冨安にとって本来のポジションであり、日本代表でもレギュラーを務めている。イタリアでの2年目はボローニャで“本職”に取り組むことになるのだろうか。

Football ZONE web編集部