大分戦でチームを勝利に導いた橋岡、槙野や興梠の期待を感じながらプレー

 浦和レッズのDF橋岡大樹は、決勝ゴールで2-1の勝利に導いた29日の大分トリニータ戦を終えると充実感を口にしたうえで、DF槙野智章やFW興梠慎三からの期待を感じながらプレーしていることを話した。

 右サイドバックでスタメン出場した橋岡は、1点ビハインドで迎えた前半30分に右サイドでパスを受けると「フリーの選手が2人、レオナルド選手と興梠選手がいて、そこに蹴ったらレオナルド選手がぴったり合わせてくれた」というクロスでアシスト。そして、同33分には右45度付近でのフリーキックをDF山中亮輔が左足でファーサイドにシュート性のボールで狙うと、橋岡が頭でわずかにコースを変えたボールがゴールに突き刺さった。

 あまりのボールスピードに場内アナウンスでも「山中のゴール」という声が響くと、橋岡は自分を指さして強烈なアピール。ゴールの公式記録はもちろん橋岡とされ、この1ゴール、1アシストがチームの勝利を導いた。

 橋岡は2018年にユースからトップチームに昇格して3年目だが、初年度の後半からレギュラーをつかんで試合出場を積み重ねている。クラブにとっても重要な生え抜きと言えるが、同じ最終ラインの槙野は橋岡に大きく期待をかけ、チームリーダーになることを求めている1人だ。

「後ろの槙野選手が僕にいつも『声出せ、声出せ』と言っていて、僕が声を出していたとしても言ってくれるのはありがたい」

 東京五輪を目指すチームの代表に入っている橋岡だけに、多くの取材を受けることもある。そうした中で、槙野が印象に残るようなコメントをするようにアドバイスをすることもあった。ピッチの内外で、チームを鼓舞して、顔になり発信をしていけるリーダーになるべき存在としての期待をかけている。

「興梠選手からもたまに、『クロスが徐々に良くなっている』と言われる」

 また、この日のゴールはレオナルドが決めたが、そのすぐ後ろで同じスペースを狙って飛び込んできていたのが興梠だった。デビューしてすぐの頃は橋岡のクロスに苦言を呈することもあった興梠だが、橋岡は「よくクロスの部分でも話をするの、最近は僕自身もクロスが良くなっているなと思っていますし、興梠選手からもたまに、『クロスが徐々に良くなっている』と言われる」と嬉しそうに話す。

 そして「興梠選手が期待してくれている分、もっと頑張らなきゃいけない」と話し、頼れるエースの言葉は橋岡に大きなモチベーションを与えている。

 今季は大槻毅監督が開幕からメンバーを固定化せずに戦ってきたが、右サイドバックは橋岡がリーグ戦の全試合にスタメン出場。過密日程も乗り越えながら、3年計画と世代交代を掲げる浦和の中で新たなリーダーとしての期待を背負いながらプレーを続けている。

Football ZONE web編集部