昨年は全治8カ月の負傷で離脱 「ここまでなかなか結果を出せず…」

 セレッソ大阪のFW都倉賢は、5日のJ1第14節浦和レッズ戦で先制ゴールをマーク。3-0の勝利に貢献したストライカーは、大きな負傷を乗り越えてからの今季初ゴールに「自分のサッカー人生にまた成長していけそうな手応えがある」と語った。

 都倉は昨季にコンサドーレ札幌からC大阪に移籍加入したが、5月11日に行われた横浜F・マリノス戦で右膝前十字靭帯損傷および右膝外側半月板損傷で全治8カ月の離脱。この大きな負傷はキャリアに大きな影響を与えた。都倉自身も「ここまでなかなか結果を出せず、メンバーに入れない日も1カ月ほど続いた。自分と向き合う時間にもなったし、この時間が続けば続くほどサッカー人生を消化してしまうという思いもあった」と話す。

 それでも、この浦和戦でスタメン出場のチャンスを得ると後半3分、MF清武弘嗣のサイドチェンジを受けたMF坂元達裕が右サイドの45度付近から左足でクロスを上げると、ファーサイドで浦和DF橋岡大樹の上から叩くようなヘディングシュートを決めた。これが今季の初ゴールであり、膝の大きな負傷から復帰しての初ゴールになった。

 そのゴールについて都倉は「タツ(坂元)は1対1の勝負なら何かしらの仕事をしてくれる。あの角度ならセンタリングというのがあって、ハーフタイムにもシンプルに僕がいるのでセンタリングを上げようという話があっての一つ目なので割り切ってやってくれたし、彼の特徴も分かっていたので、ファーに上げるような体の向きを感じ取って自分の強みを生かすことができた」と、コンビネーションの部分と個性が噛み合ったゴールになった。

 6月に34歳になった都倉だけに、この年齢での大きな負傷は重たいものであるのは間違いない。それだけに「周りと比較せず自分にベクトルを向けて準備をしてきた自信もある。いきなりのスタメン起用でも仕事をできた。結果が今日は出たのでこうなるけど、そうでなければ違う未来もあった。今日はチームと自分のパフォーマンスがうまくかみ合った結果、自分のサッカー人生にまた成長していけそうな手応えがある」と喜んだ。

 ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督も「チームにも彼自身にも大きなゴール。大きな怪我から帰ってきて、フォームを取り戻すことが難しいなかで、このゴールが自信になると思うし、よりチームに貢献してくれると思っている」と、貴重な高さを持つストライカーのゴールを喜んだ。

 これまで2位につけて好調なチームなだけに、都倉もこのゴールをきっかけに好調を取り戻せば、大きな戦力として首位の川崎フロンターレを追う力になるはずだ。

Football ZONE web編集部