昨季エバートン戦でのロリスとの言い合いの場面の字幕が問題に

 プレミアリーグ・トッテナムのドキュメンタリー「オール・オア・ナッシング」が現在、世界最大のEC企業Amazon(アマゾン)の映像サービス「アマゾン・プライム・ビデオ」で公開されている。一方、そのエピソード3の予告編で韓国代表FWソン・フンミンに対する人種差別があるとして物議を醸しているという。香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じている。

 問題となったのは、2019-20シーズンのプレミアリーグ第33節エバートン戦での出来事だ。前半終了間際にソン・フンミンが不用意なプレーでボールを失い、あわや失点のピンチを招くと、キャプテンのフランス代表GKウーゴ・ロリスがソン・フンミンに激昂。これをチームメートが仲裁することとなった。

 両選手の言い合いはロッカールームへ続くトンネル内でも続いており、その様子がドキュメンタリー番組でも取り上げられている。問題となったのは両選手の言葉の字幕だ。ロリスの発言はすべてしっかりと英語で表記されたにもかかわらず、ソン・フンミンが「僕は何も間違ったことはしていない。僕へのリスペクトはどこにある? 僕は君をリスペクトしている」と英語で叫んでいる部分は、「SHOUTING(叫び声)」とまとめられた。

 さらに両選手を仲裁したコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエが母国語で話した言葉にもしっかりと英語の字幕が付けられていたため、ソン・フンミンへの扱いが目立つこととなっている。

「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、SNSを中心に「ソン・フンミンに対する人種差別だ」という批判が起きており、韓国のファンからはアマゾンに対して抗議文が送られているという。ロッカールームの中に迫るドキュメンタリーが、思わぬ波紋を呼ぶこととなっていた。

Football ZONE web編集部