ヴィエリ氏、共闘経験を持つコンテ監督について証言 「彼は常に自分の考えを話し…」

 昨季終了後、インテルを率いるアントニオ・コンテ監督が辞任を示唆する出来事が起きたなか、かつてインテルなどで活躍した元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリ氏は「コンテは自由な人間」と評している。イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」に語った。

 ヴィエリ氏の古巣インテルは、昨季にコンテ監督が就任してリーグ2位、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準優勝の成績を残した一方、コンテ監督がEL決勝後に辞任を示唆して激震が走った。それでも慰留に成功したクラブはコンテ体制で2年目を迎える。ヴィエリ氏はコンテ監督について持論を展開した。

「アントニオが残ったのは、インテルにとって良いことだ。この段階で彼の仕事を中断すると、インテルに大きな負担がかかる。私の意見では、コンテは例外的な能力の持ち主だ。ELで決勝に進み、リーグで2位。近い将来、彼よりもチームに影響を与える人物は現れないだろう。そして、おそらく彼よりもフィジカル的な面で上手にトレーニングを組み立てる監督はいないだろう。彼の要求は大きいが、選手やチームに与えるものも大きい」

 そのうえでヴィエリ氏は、現役時代に共闘経験を持つコンテ監督について「コンテは自由な人間であり、彼は常に自分の考えを話し、時にはかなり強い影響を与える」と、発言に“忖度”のないタイプであることを証言した。

 さらにヴィエリ氏は、インテルでエース格として活躍するベルギー代表FWロメル・ルカクについても言及。昨季にマンチェスター・ユナイテッドから獲得した時に疑問の声が上がったことも念頭に、「サッカーを理解していない人だけが懐疑的だった。トップコンディションのルカクは、世界で最も偉大なストライカーの1人」と高い評価を与える。そして「パワーとスピードが並外れている」と、“重戦車”と称されたヴィエリ氏自身に近いタイプと見ている。

 セリエAはユベントスが9連覇と黄金時代を築いているが、インテルも復活を印象付けた。気性の激しい指揮官に率いられたインテルは、ユベントスからスクデットを奪還できるだろうか。

Football ZONE web編集部