モラタのユーベ移籍が近づくアトレティコはカバーニに方向転換の可能性も

 リーガ・エスパニョーラは2020-21シーズンの開幕を迎えたが、昨季終盤から続くバルセロナの混乱は終わりそうにない。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、フリートランスファーを容認したウルグアイ代表FWルイス・スアレスに対し、一転して移籍金を要求したという。

 2014年夏にバルサに加入したルイス・スアレスは、在籍6年目の昨季途中にクラブ史上3位となる通算198ゴールに到達。これまで4度のリーガ・エスパニョーラ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝にも貢献したが、ロナルド・クーマン新監督の構想外となり、放出要員にリストアップされていた。

 当初、ユベントス移籍を模索していたスアレスだが、イタリア国籍取得に時間を要するため、交渉は座礁に乗り上げた。そこにアトレティコ・マドリード移籍説が浮上し、スアレスは残りの契約期間で得られるはずだった年俸を放棄する代わりに、移籍金ゼロで放出される予定だった。

 スペイン紙「マルカ」によると、バルセロナはレアル・マドリード、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティへのフリートランスファーでの移籍を禁じていたようだが、バルトメウ会長はアトレティコ移籍にも待ったをかけたようだ。

 かつてイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などに寄稿し、現在は衛星放送「ビーイン・スポーツ」の特派員を務めるイタリア人記者タンクレディ・パルメリ氏は、自身のツイッターで「バルセロナのバルトメウ会長が個人的にアトレティコへの移籍にストップをかけた。スアレスの無償での放出を認めず、移籍金を要求。これにより、アトレティコはカバーニと再びコンタクトを取ることになった」と伝えている。

 アトレティコはスペイン代表FWアルバロ・モラタの退団が決定的で、新たなストライカー獲得を目指している。仮にスアレス獲得に時間を要することになれば、同じウルグアイ代表で、PSGを退団してフリーになっているエディンソン・カバーニにシフトするようだ。スアレスとしてもバルサ残留となれば不満を残すことは濃厚で、混乱はまだまだ続きそうだ。

Football ZONE web編集部